mixiユーザー(id:7990741)

2023年12月17日20:25

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「56日間」C⋅R⋅ハワード著、高山祥子訳(新潮文庫)

コロナ禍の始まりの頃のダブリンを舞台に、
秘密を持つ若い男女が出会い、恋に落ち、そして…

サスペンスなのだけれど、恋に臆病な若者の恋愛ものとも言えなくもない。
トリッキーな長編で、とても面白かった。

ダブリンに引っ越して間もないキアラは、
スーパーで出会ったオリヴァーと急速に接近して行くーーその始まりが56日前。

一方、「今日」、ダブリンの洒落た集合住宅で、腐乱が始まった死体が発見される。

物語は、「〜日前」と「今日」と、行ったり来たりしながら展開してゆく。

終盤、真実がわかり、ラストに向かう頃には
ページをめくる手がとまらなくなった。
電車の中で読むなら、乗り越し要注意の一冊。


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