平野啓一郎原作の映画化、とても面白かった。三が日明けの平日、1日たった一回の上映のためか、ほぼ満席で、びっくり。
宮崎にある実家の文具店に、幼い息子を連れて出戻った里枝。
他所から来た大祐と知り合い再婚、娘を授かる。
が、大祐が事故死したことで、実は彼が全くの別人だとわかる。
人情派弁護士⋅城戸に、大祐の身元調査を依頼したところ
過去がわかってくる。
とにかく脇を固める俳優陣がすごい。
え?あの人が、この人も?という感じ。
そのため込み入った過去が、きれいにスムーズに暴かれてゆく。
そして城戸弁護士の家庭までもが明らかになっていくと、
はあ、こう来るか、というラストに向かって、
主人公達の過去と現在がみごとに描かれて行く。
とても面白かった原作を思い出しながら、素直に映像に浸れ、
2時間があっという間だった。
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