2年前のベストセラー。自殺がテーマなのに大人気だったワケは、
読んでいくうちによくわかった、とても面白かった。
一時は恋愛ドラマの売れっ子だった脚本家の下で働く
東京で一人暮らしの真尋の実家は、海と山に囲まれた田舎の町にある。
ある日、世界的な映画賞を受けた女性監督から、脚本家として声を掛けられた真尋、
監督の求めるような脚本が、果たして書けるのか。
実話に基づくミステリとなるはずの作品で描くのは、
故郷の町で起きた一家惨殺事件。
既に死刑が確定されている犯人との過去と事件の真相を、真尋達が深く探っていくと……
若者の自殺の裏にはイジメが、中高年の自殺の裏には…
不幸な死の真相を知ろうとする主人公達の行動に、どんどん引き込まれて、
分厚い一冊をほぼ一気読み。
いやミスの女王は本当に上手い。
オリンピックの隙間に没頭しました。
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