mixiユーザー(id:7990741)

2020年09月23日17:02

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「暴虎の牙」柚月裕子著

前の二作の続篇で、前半は一作目「孤狼の血」の大上刑事、後半では二作目「凶犬の眼」の主人公・日岡刑事の二人が、
愚連隊の極悪リーダーと対決する、バイオレンス小説。
いわゆる警察対ヤクザもので、前の二作よりも、私にはもの足りなかった。

呉寅会のリーダー・沖は、いわゆる暴力団とは一線を画して
広島県で派手に悪事を働いていた。
そんな中、ベテラン刑事・大上は、沖に目をつけて・・

今作は前とは異なり、粋な小料理屋のシーンが殆ど無くて
それが私にはがっかり。
でも仲間との繋がりは深く描かれていて、
ある意味男の友情ものの一面も持つ。

この日岡刑事については、あまりにも危ない感じで、
四作目が出版されたら、やはり気になるだろうな。
でも、前の二作の方がずっと良かった。


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