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2018年07月08日21:59

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「棟方志功の福光時代」@ 釧路市立美術館

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全国をまわる特別展示の初日、釧路に住んでいる友だちと見に行った。
初日は、棟方志功の研究家の石井頼子さんの講演もあり、
富山県の福光という町に疎開し5年住んだ棟方が、
芸術家としての力を蓄え技を磨くために
浄土真宗の寺の住職らと係わった様子や
敗戦前から後の物が手に入りにくい時代をいかに乗りきったかなど
盛りだくさんの話を聴くことができた。

特に、志功が文を考えて版画を挿し絵として完成させた
瞞清川板画巻(だましがわはんがかん)」
オリジナルを見るのは初めてだが、初公開だ。

またクラレの創業者・大原総一朗に依頼された「運命頌」
とても迫力があるし、なかなかお目にかかれない。

が、友だちと私の目をとらえたのは、10枚の襖に描かれた
「萬里水雲長慈航又何処」
一枚に一つの文字と絵が描かれている大作。

さほど大きくはない展示室に、上手に納まった作品たち。
北の都市が、熱い芸術の夏を迎え入れた。

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