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2015年10月27日20:43

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「マイ・インターン」 ロバート・デニーロ、アン・ハサウェイ主演

友だちから「主演はデニーロの方よ」と聞いて行ったのだが、
たしかに彼の目でハサウェイを見ている、そんなヒューマンドラマ。

場所がニューヨークという話だったが、ほぼブルックリンが舞台で展開する。
しかも一番良い季節だし、マンハッタン名物の車盗難防止のアラーム音とかパトカーのサイレンとかが
聞こえなくて、NYにしては騒々しくない街の魅力を打ち出している。

アン・ハサウェイは洋服のネット通販会社を起業、社長として大変多忙な毎日を過ごしている。
そこへシニアインターンシップで雇われたデニーロが入ってきて、彼女のアシスタントにつく。
すると彼はたちまち人生の達人としての能力を発揮して・・・

ちょっとネタばれになるけれど、
テレビでLillicoが言っていたように、誰も悪人がいない、という珍しいストーリーではあるが、
ただ、悪いことをした人は居る、というのがミソかも。
恋愛もあるような、ないような、家族の問題あり、雇われ人の問題あり、中でも
会社のベンチャーキャピタルが注文をつけてくるというところが、この映画のキモ
なのにもかかわらず、その出資者のお偉いさんは、まったく登場しないし、
色々とアン・ハサウェイに苦言を呈する母親も、電話だけでしか出てこない。
(この母親がらみの展開が、可笑しさたっぷりのコメディを演出していて好ましい。)

つまり、無駄のない、よく練られた脚本、ということなのだろう。
助演陣のうまさが話の展開をよりスムースにわかりやすくもしている。
アクションもなし派手な口論も無し、でやや盛り上がりに欠ける雰囲気の中で、
頑張っている人たちの、きりりとした様子を丁寧に描いた、よくできた映画だった。

で、結論としては、友だちの意見に賛成。
デニーロが主演でしょう。
いくら華やかな衣装を次々着こなしても、あくまでもアン・ハサウェイは、見られて描かれている側。

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