第50回泉鏡花文学賞受賞の短編集。帯に「懐古と眩惑に彩られた幻想譚」とあるが、確かに、夢か現かという話が多い。そして死の匂いがしたり、故人を懐かしんだり、大人向けお伽噺集、と言えなくもない。殆どが中高年の物語で、どちらかというと哀しい展開。
続きを読む
ログインでお困りの方はこちら
mixiニュース一覧へ