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2022年10月08日06:59

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もう一人の村上

56本塁打を放った村上選手はまさに唯一無二の打者だが
もう一人、自民党にもそんな村上姓の国会議員がいる。

それは、自民党の村上誠一郎。
安倍元首相の国葬への批判が、物議を醸している議員だ。

その批判とは、国葬に反対だとし「財政、金融、外交をぼろぼろにし、
官僚機構まで壊した。国賊だ」という、かなり過激な内容だった。

自民党の安倍派を中心に、処分を求める声が上がり、
茂木幹事長が、党紀委員会に諮る考えを示している。

国賊という言葉は過激であるが、
果たして、国会に諮ることなく内閣だけで決めた国葬と
また安倍元首相の評価について、
自民党内からは声高に批判する声は聞こえない。

かつての自民党では、国会での議論でも
しっかり論点を整理して、喧々囂々、侃々諤々
批判するところは批判し反対するところは反対する、
姿勢があった。

ユダヤ社会では「全員賛成は無効である」という言葉がある。

人間とはそれぞれに異なり、それぞれに考えがある。
それは、同じ党内であろうと同じである。

だが、一つの大きな組織の一員になると、
まあ、自分だけ反対すると組織を乱すので、
と同調する傾向が強くなり、大きな間違いを見逃しやすくなる。

だから、全員賛成は危険な決議だと、
ユダヤ社会は考えているのだ。

その危険な決議といえば、かつて日本が戦争に突入した時の
大政翼賛会による開戦決議が典型的な例だろう。

自民党が硬直化しているのは、いわゆる同調圧力に屈して
反対であると考えても、ためらう議員が少なくないことだ。

まあ、日本の政党では出る杭は打たれる傾向が強い。
少数意見に耳を傾けることが民主主義の原則だが、
総じて日本の大先生達は、長いものには巻かれることが得意のようだ。

たった1人だが、村上誠一郎議員は、
希有な存在ではなく、むしろ健全な存在なのではないか。

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