東日本大震災から20年が経ち、先進国のエネルギー政策は大きく変わった。福島原発発生から三日後にドイツのメルケル首相は原発廃炉を表明し、3ヶ月後に正式に決めた。原発廃炉とともに石炭火力も廃止し、再生可能エネルギー65%を目標にしている。総発電量の
日本から地球半周分遠いスエズ運河で、日本の大型商船が座礁し、えらいことになっている。空から見ると大型商船が、運河を遮って通せんぼしている。船首が岸に乗り上げたため、離礁させるためには、後に引っ張るわけだが、なんといっても運河の幅が狭くて、思
昨夜の日本対アルゼンチンの試合は、第一戦とは見違えるような日本チームがそこにあった。もっとも大きな違いは、アルゼンチンのパスをことごとくといって良いほど摘み取ったこと。選手がアルゼンチン選手に密着しているので、相手のパスの道筋をふさぎ、さら
日本政府の得意技?は数多いが、そのなかの一つに上がられるのが希望的観測に基づいた「先送り」だ。とにかく先送りが多い。一度決めたことがいつのまにか予定を過ぎても一向に実現しない。たとえばコロナワクチン。2月に国民全員分の量が届くような情報だっ
いよいよというかどうしてもというか「復興五輪」の聖火リレーが始まった。そしてゴールの国立競技場に聖火がとどくころには「コロナ克服五輪」ということになるの?私は1984年のロス五輪以来定着した商業五輪に強い違和感を抱いており、その後の五輪によって
毎日新聞が毎年シーズン開幕前に8人のスポーツ担当記者によるセパ両リーグの順位予想を新聞に掲載している。我らがヤクルトの順位予想は5位が2人、6位が2人だった。首位は巨人が3人、阪神1人。パリーグは1位ソフトバンクが3人、楽天が1人。ヤクルトのオープ
なかなか決まらなかった東京五輪の海外客への対応は断念という決着になった。それでも開催費は1兆6千億円かかる。東京都の追加費用は7000億円以上にのぼるらしいが、チケット収入は900億円にすぎない。そのうえ、海外客へのキャンセルによる払い戻しが100億円
「他山の石」とは、「他人の失敗は自分の助けになる」という意味。反面教師と同義語だ。河井克之前法務相の選挙買収裁判で、無罪を主張していた被告が一転して有罪を認め、議員辞職を表明した。選挙がらみもあり、心から悔いているのではないようだが、さて、
菅首相は緊急事態宣言解除で大丈夫かと野党に問われ「大丈夫だと思う」と答え、病床率が下がっているからとその理由を説明した。だが、病床率が下がっていることが解除して大丈夫という理由にはならない。なぜなら、感染者を抑える具体的な対策がなにも示され
「蟬しぐれ」は、いわずと知れた藤沢周平さんの傑作中の傑作時代小説である。先週の土曜日の夜、NHKBSで全編を一挙再放映した。この小説は江戸時代の地方藩で起きたお家騒動を題材にしている。物語の中で、いわれのない疑いで死罪を申しつけられた
東京五輪開会式はその国の民族、歴史を象徴的に描くことを基本に、回を重ねる度に、演出が派手になってきた。これも商業五輪の弊害の一つだろう。一年延期され、どんな開会式になるのか、もちろん当日までなにも明かされないのだが、その前に責任者が辞意を表
麻生副総理が、「マスクで口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科が流行っているそうだけれど、いつまで(マスクを)やるの?」口の下品さとおつむの悪さではピカいちのこの人らしい発言に批判が殺到しているようだ。どこかひねくれているこの副総理に感染予
1都3県の緊急事態宣言を解除する理由は病床数に余裕が出てきたからというのが感染者数は依然として下げ止まりしている。官邸内でのもう一つの理由が、緊急事態宣言疲れが出ているからというだが、でも、国が何も対策せずに、ただ外出自粛を求め続けてきたから
人間であれば誰でもどこかで区切りをつける時が必ずくる。その区切りを引退と称する人もいるし、逆に生涯現役を貫く人もいる。スポーツ選手の場合には、体力の限界とか勝てる相手に勝てなくなったとき、怪我で余儀なく引退を選ぶこともある。日本の相撲界で44
緊急事態宣言疲れ、慣れ…。どうも政府内では、感染者数の下げ止まりをそんな風に捉えているらしい。。だから、緊急事態宣言は効果が無いという結論に達したようだ。でも、緊急事態宣言はその発出期間中に、PCR検査で感染者を見つけ出し、感染拡大前に隔離す
昨日、東京都で確認された感染者数は409人で、下げ止まりからリバウンドへとステージが一段上がってしまったようだ。国は、18日に1都3県の緊急事態宣言解除を決めるようだが、どうなのか。神奈川は段階的解除を主張しているが、埼玉県は解除反対、千葉県も解
2月1日に起きたミャンマーの国軍によるクーデター。その後、民主化をもとめる国民が各地でデモを繰り広げ、これを国軍が弾圧し続けている。3月14日、15日の二日間で94人の死者が出ており、国軍は銃によるデモ鎮圧を強めている。国軍とは国民を守るのが責務で
NTTと東北新社の社長が国会に参考人招致され一連の接待問題について与野党からの質問に答えた。NTT社長は接待会食ではインサーダー情報は一切話さずと説明したが、もし、話していたら大事なので、こう答えるのが当たり前だ。さらに菅首相が総務大臣時代に接待
政府内では、1都3県の緊急事態宣言解除は今月21日で予定通り解除と決まっているようだ。毎日新聞の世論調査では、57%が再延長で、解除は22%だった。国民の意志よりも、まず解除ありきにしないと、五輪の聖火リレーを始められない。そうなると五輪開催その
いやはや、英国型、南アフリカ型、そこに加えてブラジル型のコロナ変異株が、日本国内で広がりだしているようだ。なかでもブラジル型は感染力が従来型より、1.4から2.2倍の強さを持ち、いちど感染した人の免疫力を弱めて再感染する可能性が高く、ブラジルで
「接待」とは、客をもてなすこと。仏教では「布施」を意味する。総務省の接待問題が文春によって次々に明らかにされているが、波紋は官僚から政界へと広がり始めている。高市元総務相は、NTTからの接待会食を受けたことを認めた上で、情報を得るため、割り
ひと昔の代名詞ともなっている10年。しかし、東日本大震災は原発事故を含め津波からの復興はいまだ途上である。復興五輪なんて、まやかしとしかいえない。10年前の3月11日。私は友人と2人で、夏山登山の足慣らしと称して、奥多摩の低山をのぼっていた。JR青
今日、東日本大震災から10年の節目を迎えるが、二冊の本が、注目されている。どちらも、福島原発事故を取り上げた本で一冊目は小出祐章著「原発事故は終わっていない」(3月5日)二冊目は樋口英明著「私が原発を止めた理由」(3月11日)前者は原子力核工学の
これ以上はないと国会の予算委員会で接待疑惑を否定していた総務省ナンバー2が、なんてことない、また嘘をついていた。身内での調査が、意味ないことを露呈した形だ。調査の陣頭指揮をとっていたはずの武田総務省は、嘘をつかれたことを遺憾としていたが、自
現在、開催されている中国の全人代で、香港議会の選挙について候補者を選挙委員会で決める議決がなされた。中国共産党の意向に従う、候補者以外は立候補できなくなるので、事実上、一国二政府の制度は形骸化される。香港市民の自治権は失われ、英国から返還さ
自著で「政策方針に反対する官僚は異動させる」と豪語しているそうだが、確かに、国民に負託された最高責任者として、政策を滞りなく前へ進めることは重要である。しかし、政策への批判したら異動させることは、少数意見を尊重する、民主主義に反する。政策を
いよいよ、決断の時が迫ってきた。開催都市東京の感染者数は下げ止まり。ワクチンの接種は、遅々として進まない。IOC、IPCと橋本会長、小池知事、丸川五輪相による五者会談が開かれ、東京五輪パラリンピックを無観客で開催するかどうか協議されたようだ
3月3日の雛の節句に、庭の梅が満開となった。ご近所に梅を植えている家が多く、町の南には、谷保天神の梅林もある。早い梅は1月の終わり頃から花が開き、2月にはどこの家の梅も満開になるのだが、我が家の梅は、概ね3月になって花を開く。ここ数年は、花の数
日欧米で東京五輪の開催の賛否を調査したところ、日本、英国、ドイツの過半数が反対。スエーデンは46%、フランスが37%で反対多数、米国が賛否とも33%だった。どの国も、ワクチン接種状況で変わりそうだが、日本ではいぜんとしてワクチン接種が見通せな
政治も経済も女性に進出によって、日本は変わるのか?男女共同参画社会のシンボルとまでいわれた山田内閣広報官も幻想だったようだ。山田広報官の参考人質疑を見る限り、この人は、男社会といわれる官僚のなかにあって、たんに男性と同じことをしていたに過ぎ