国葬って、なに?をあたらめて問いたくなるほど、
日本社会は二つに割れているように見える。
国民がひとつになってこその国葬だと
思うのだが、なんでこんな状態になってしまったのか。
77年前に敗戦した日本は、
全体主義から民主主義へ、天皇主権から国民主権へ、
帝国憲法から民主主義憲法へと大きく転換した。
その後、世界一の経済成長を遂げて、
経済大国の仲間入りをした。
戦後の混乱期を除いて、ほぼ一貫して現在の自民党が、政権を握り、
3年間ほどリベラルな民主党政権に移行したが
対立こそあったけれどそれでも国が分断することはなかった。
どちらかと言えば自民党内の派閥争いが対立構造をつくっていたが
第二次安倍政権になって以降、社会の分断が際立つようになった。
少数の意見を排除する傾向が強まり、
同時に労働環境では正規、非正規社員の
格差社会が定着するようになった。
日本人はアメリカのような多様な人種社会とは異なり、
どちらかと言えば、単民族に近いところがある。
だから、分断しにくいと思うのだが、
現実は、国葬一つをとっても賛否がくっきりと分かれている。
だが、この分断もアメリカの民主党、共和党のような対立ではなく
どちらかと言えば、情動的な世論の動きと見るべきだろう。
なぜなら、安倍元首相が亡くなった直後の国葬表明に対しては
賛同する意見が多かったが、
その後、統一教会との関係が明らかになるにつれて、
世論は、潮が引くように反対に動いたことことからも明らかだ。
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