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2021年12月28日23:42

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東京六人組 (アンサンブルコンサート)

木管楽器とピアノの人気のアンサンブル。

それぞれ在京のトップオケの首席だったりソリストとして活躍する若手で結成。そもそも木管アンサンブルは珍しいが、一時的なセッションではなくて、固定メンバーで定常的に活動を続けているアンサンブルはなお珍しい。

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最初の曲から、フルスロットルの全開。

「7つのヴェールの踊り」といえば、スキャンダラスなオペラ「サロメ」の中でもクライマックスの見せ場。いきなり激しい全奏の扇情的なリズム。三浦友理枝のピアノが炸裂。荒絵里子のエキゾチックで官能的な旋律が、この曲の欲望と背徳的な雰囲気をリード。朝っぱらからの遠慮容赦ない快演は痛快なほど。

続いては、これまた、人気のプロコフィエフのバレー「ロミオとジュリエット」。名場面抜粋の組曲風のアレンジだけれど、シェークスピアの物語を要約するような流れでもあって、表情豊かな上野由恵のフルートがストーリーテラーぶりを発揮し情景を目の当たりにするよう。

休憩をはさんでの後半一曲目は、フランス五人組のひとりダンディ。

木管五重奏にピアノが加わったアンサンブルは豊穣な響きの魅力が充溢していて、レパートリーとしても少なくないけれど、この日のプログラムでは唯一のオリジナル曲。古楽の発掘に熱心だった作曲者らしい復古調の曲でとても優雅。

最後は、これまたおなじみのラヴェルの「ラ・ヴァルス」。

2台ピアノ版がいわばプロトタイプ・ヴァージョンとして存在する(これを聴かされたディアギレフが否定的だったことからラヴェルとの関係が決裂したと言われる)。それだけに曲の骨格は明解で室内アンサンブルへの編曲はなじみやすいけれど、とにかく大管弦楽が本曲だから六人は大忙し。出だしの独特の渦を巻くような混沌では、ファゴットの福士マリ子が本領発揮。あちらこちらに音域や音色が飛躍する。そのことは楽器を持ち替えるクラリネットの金子平も同じ。ホルンの福川伸陽に至っては八面六臂の大奮闘。

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このプログラムは、そのまま新録音のCDのキャンペーンになっている。スピーチで盛んにアピール。発売は来年早々だけれど、ロビーでは先行販売。しかも、全員のサインが入ったポストカード付とのこと。あんまり言うので(笑)、ついにCDを買ってしまいました。

アンコールのハチャトリアンで、結局、CD収録の全曲演奏が完了。

「完食」の楽しさあふれるランチタイムコンサートでした。

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浜離宮ランチタイムコンサートvol.209
東京六人組 アンサンブルコンサート
2021年12月17日(金) 11:30〜
東京・築地 浜離宮朝日ホール
(1階15列16番)

東京六人組(Tokyo Sextet)
上野由恵(フルート)
荒 絵理子(オーボエ)
金子 平 (クラリネット)
福士マリ子(ファゴット)
福川伸陽(ホルン)
三浦友理枝(ピアノ)


リヒャルト・シュトラウス/磯部周平 編:オペラ「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
プロコフィエフ/松下倫士 編:バレエ「ロミオとジュリエット」より

ダンディ:サラバンドとメヌエット
ラヴェル/浦壁信二 編:ラ・ヴァルス

(アンコール)
ハチャトゥリアン(竹島悟史 編):レズギンカ(バレエ音楽「ガイーヌ」より)
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