まったく期待外れの「リゴレット」でした。前回の「ファルスタッフ」が素晴らしかったし、今回も満を持しての新制作とあって大いに期待していたのですが、舞台も歌唱、演技、オーケストラも何もかもが「ファルスタッフ」のプロダクションには及びもつかず、こ
福間洸太朗さんは、コロナ禍のなかのこの3年間、もっとも聴く機会が多かったピアニストかもしれません。寒い国の音楽に特に熱い思いをお持ちの福間さんが、飛びきり5月らしい青空が拡がったこの日に、オール・ラフマニノフのプログラムで登場。その第1曲は
かつて日本の政治は、「右」と「左」あるいは「保守」と「革新」という対立軸で語られることが多かった。最近は、「保守」に対して「リベラル」という対立図式を標榜する政治家が多くなっている。しかし、保守とは何か、あるいはリベラルとは何なのか。著者自
新人の登竜門という「紀尾井 明日への扉」。久しぶりにそれにふさわしい新人の登場でした。会場は、いつもより格段に若やいだ雰囲気。学生風の男女も多く、楽器ケースを背負った若い人や、親に連れられた音楽教室の生徒さんといったふうの小さなお客さまもた
立花宗茂は、太閤秀吉をして「西国無双」と言わしめた武勇、義に生きた名将。関ヶ原で西軍につき敗北、浪人となりながら徳川幕府直参の大名に復活した武将。その宗茂の視点から、三代将軍家光の代替わりをめぐる治天国家の緊張を描く時代小説。宗茂は、近年、
いま注目の新進気鋭の指揮者、沖澤のどかを聴いてきました。何しろ2019年ブザンソン国際指揮者コンクールの覇者。カラヤン・アカデミーでベルリン・フィルメンバーの薫陶を受け、ペトレンコのアシスタントを務め、その代役としてベルリン・フィルのデビュ
プレトニョフの指揮は、どうしても一度は聴いてみたかった。しかも、生誕150年を記念するオール・ラフマニノフとあっては願ってもないチャンス。大きな期待をもってサントリーホールまで出かけたのですが、その期待をさらに上回る演奏でした。コンチェルト
作曲家の池辺晋一郎さんの「私の履歴書」(日経新聞連載)が進行中です。ちょうど高校時代の話しが終わったところ。そこで池辺さんは自ら仲間を募ってオーケストラを創設したことが綴られています。実は、私はその高校オーケストラに所属していました。新宿フ
堤剛さんは、つい昨年の秋に、聴いたばかり。その艶やかで雄渾な演奏を堪能しましたが、何よりも感動させられたのは小さなコンサートサロンが30年の活動に終止符を打つというその記念のサンクス・コンサートにかけつけ、コロナ感染対策の制約で60人ほどに
メストレを聴くのは、ほんとうに久しぶり。なので楽しみにしていたのですが、事情があって遅参。後半だけの観賞ということになりました。だから、「アルハンブラの思い出」が聴けなかったのは残念。メストレ自身の編曲だったようです。調律を終えて、舞台上に
コロナ感染でほとんどの人に知られるようになったPCR検査。とはいえそれが何をしていて、どのような原理のものかは、誰も知らない。かくいう私も本書を読んで初めてそれを知った。PCRとは、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)のことで