プラジャーク・クァルテットは、この日本ツアーが現メンバーでの最後の演奏となるという。1972年結成され、50年にわたって息の長い活動を続けてきた。2015年に第1ヴァイオリンが女性奏者ヤナ・ヴォナシュコーヴァに交代したが、第2ヴァイオリンの
久しぶりに国立劇場で舞楽を観ました。久しぶりといっても、これまでは数も限られていて、しかも、武満徹の創作であったり寺社の復活公演だったりしたので、宮内庁雅楽部の正統な形での公演は初めてです。それだけに改めて長い年月をかけて磨かれてきたその伝
「美しい日本の私」の川端康成と「特攻」というのは容易には結びつかない。川端が、戦争末期、沖縄戦の最中に鹿児島県鹿屋の特攻出撃基地を訪れていた。同じく海軍報道班員として同道した山岡荘八が、戦後、ここでのことを能弁に語り、記念碑に揮毫までしてい
日本の近現代建築を彩った、20人の有名建築家をずらりと並べて論ずる建築家列伝。大部で読み応えはありますが、もともとは建築専門誌に連載されたものなので、丹下健三など知った名前を見つけて、興の向くまま拾い読みしてもよしで、意外にあっという間に読
新国立劇場初のバロック・オペラ。一昨年に予定されていたヘンデルの『ジュリオ・チェーザレ』がコロナ感染で中止となってしまい、鈴木優人の起用による古楽スタイルということもあってとても期待していました。けれども…最初のシンフォニアの響きにがっかり
前回1月の藤田真央に続いて若手ピアニストの竹澤勇人。ふたりはほぼ同じ世代。藤田さんはいまや若手きっての人気ピアニスト。竹澤さんは桐朋学園音楽学部を卒業してディプロマコースに在籍中。これはいわば海外留学の準備中ということ。ご本人は、ドイツもの
標題だけ見ると、何だか右派ジャーナリズムと左派のそれとの罵り合いに思えてしまう。ところがそうではない。読んでみると、ジャーナリストの矜持が示された良書。著者は、産経新聞の元論説委員長だから、もちろん朝日新聞や論壇左派、あるいは共産党への批判
サルビアホールで聴く四重奏は至高の世界。今回は、サルビアホールのクァルテット・シリーズ二度目の体験となりますが、心の底からそう思いました。無二の陶酔感があります。クァルテット・インテグラは、やはり若いアンサンブルですが、日本の弦楽四重奏団の