私が今年買ったものから選ぶ“マイ・ベスト”CDです。今年はやや不作だったかもしれません。昨年に増して「何を今さら」感がありますが、あくまでも私が今年買ったもののご紹介ということでお許しください。1.アンコール! ヴァイオリン愛奏曲集もともと私
日常と非日常は密接につながっている。平凡な日常のなかに潜む心理が、ふとしたことで坂道を滑り落ちていき、その果てに残酷な地獄がぽっかりと蓋を開けて待っているかもしれない。正気を保とうと気を張っていても、いつしか冷静さを失いかけている自分に気づ
Aionさんが、Apogee/DIVAを導入し、いよいよお披露目となったと聞いて、さっそく聴いて参りました。Appogee Accoustics社は、1981年に米国ボストンで創業。オール・リボン型3ウェイの巨大な平面スピーカーDIVAは、1980年代末に売り出されました。先
ポゴレリッチを水戸で聴きました。ポゴレリッチは、その特異な演奏スタイルやショパン国際コンクールのエピソードなどでとかくスキャンダラスなピアニストとされているようですが、私はそういう怖いもの見たさでこのチケットを買ったわけでもなく、いちどはぜ
母の得意料理が中華料理であったことは、前に述べました。餃子を包みながらよく母が口にしたのは「日本人は昔はそんなにニンニクは食べなかった」「食べるようになったのは戦後のこと」という話しでした。それに続いて、「朝鮮人が嫌われたのは、気性が激しく
著者は科学ジャーナリストで、本書はその処女作。ウォールストリート・ジャーナル、ベストブック・オブ・ザ・イヤー受賞に輝くなど各界から絶賛を受けた。「錆」あるいは腐食という宿命と闘う金属という地味なテーマだが、それをとりまく人間模様の歴史と現在
東京の上目黒に落ち着いた頃、母はそろそろ受験期を迎えるという団地の子弟を集めて英語教室のようなものを始めました。子供がそれなりに成長して手がかからなくなったといえども、女性が家を空けて外で仕事をするということには抵抗のあった時代です。自分の
若手や新進気鋭の新人の登竜門ともいうべき、紀尾井ホールの「明日への扉」シリーズ。前回の守岡未央さん(トランペット)に続いて、新人らしい新人の登場でした。小川恭子さんはまだ桐朋学園大音楽部を首席で卒業したばかり。とはいえ、日本音楽コンクールで
著者は、ビクターエンタテイメントで、音楽や音楽映像の制作、宣伝、営業などに携わり洋楽部長などを歴任したひと。定年後、東大人文社会系研究科の修士・博士課程に学び、ポピュラー音楽やメディアビジネスをテーマに教鞭をとり、著作も少なくない。本書は、
私たちが東京へ移った前後に、母の弟妹たちは次々と海外へと渡航していきます。しかも、叔父叔母たちは家族ぐるみでの海外でした。母のすぐ下の弟である叔父、例の最後の海兵卒の叔父のことですが、東北大の金研から茨城県東海村に出来たばかりの原子力研究所
紀尾井シンフォニエッタ東京は、4月から《年度制》で再スタートします。これまでの秋からスタートするシーズンとの空白に、メンバーによる小アンサンブルでのコンサートが演奏されています。いわば「つなぎ」の演奏会なのですが、これがすごいことになってき
昭和34年(1959年)、私たち家族は東京へ移ることになります。父が、設立して間もない東京大学・物性研究所(物性研)教授に招聘されたからです。物性研は、日本学術会議の決議勧告にもとづいて、文部省と科学技術庁(いずれも現・文部科学省)が、東京
著者は、元NHK国際・経済担当解説委員。1968〜83年、ブリュッセル、パリ、ボン(西ドイツ)特派員を歴任し、EUの誕生を現地でつぶさに見てきたEU通を自負している。メディアはしきりにユーロ崩壊、EU解体などとセンセーショナルに書き立ててい