自分の人生をやり直せるとしたら、何になっただろうか。そういう未練たらたらなのは、結局、何をやっても中途半端になってしまう性格だからで、今からやり直したところでいずれは他のことをやりたかった…と、やっぱりぐだぐだと考えてしまうのだと思う。理系
年末にふとTVをつけていたら成瀬巳喜男監督「山の音」を放映していた。一昨年95歳で亡くなった原節子の特集だったのだろうが、よくわからない。川端康成は好きで読んでいるつもりだったのだけど、映画を見てみると読んだ覚えがない。「山の音」と言えば川
今年のコンサート始めは、久しぶりのフィリアホール。フィリアホールは、中規模なリサイタルホールで音の響きもよく、コンテンツもよいのでよく来ていましたが、私の家からはちょうど東京を北東から西へと横断する形で遠くて通うのがちょっとしんどい。そうい
10回に渡って書き継いできた台湾旅行記の続きです。すっかり間が空いてしまい、とうとう年を越してしまいましたが、ようやく完結編です。阿里山で御来光を拝んで、再び森林鉄道でホテルに戻り朝食を食べてから、早々にバスで下山しました。嘉義で新幹線に乗
面白い…が、どこか物足りない。オスカー・ワイルド「サロメ」は、高校生の頃に読んだ。福田恒存訳の岩波文庫で、挿絵入りというのが珍しく、確かにビアズリーの挿絵が活字をすっかり喰ってしまったという印象が強い。この物語にくり返し触れるのはR.シュト