ミャンマーで起きた軍部によるクーデター。
民主化の象徴であったアウンサンスーチー国家顧問が、
再び自宅に軟禁され、国会議員も拘束された。
民主的な政治はわずか5年で閉じられ、
再びかつての軍政に戻ってしまった。
期限は一年とされているが、どうだろうか。
アウンサンスーチー国家顧問の最終目的は
国軍による国政参加を制限する憲法を改正にある。
だが、ミャンマーは長い間、軍政が碾かれていたために
軍が経済もにぎり、軍政ビジネスが大きな利権となっていた。
憲法が改正されると軍は、利権をも失うことになり、
軍幹部にとっては大きな利益を失うことにつながる。
だからクーデターの第一の目的は
憲法改正を絶対に阻止することにある。
そしてもう一つは、少数民族ロヒンギャの大量虐殺疑惑に
軍部が関わっている疑惑で、国際刑事裁判所が
「人道に反する罪」で捜査を開始する事になっており
軍部としてはこれをも阻止したい。
ミャンマーの国内問題のようにも思えるが、
経済的なつながりが深い日本にとって影響は小さくない。
民主化の壁の厚さをどう取り除くか、
国際社会が圧力を強めても、解決はそうたやすくはない。
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