シリアで拘束されていた安田さんの解放で、
またぞろ、ネットでは自己責任論が喧しい。
「危険なところに勝手に行ったのだから、
救出に税金を使うべきではない」
という批判的な意見が多いようだ。
日本政府は、身代金を支払っていないとしているのだが、
そう思っていない国民も少なくないのだろう。
安田さんは、そう取られることに内心
忸怩たる気持があるようだ。
事実、拘束されている間に、日本に送った手紙でも
身代金を払うなという、暗号じみた文章を送っていたという。
シリアなど内戦の様子は、大手メディアが取材しないので、
安田さんのようなジャーナリストが、
潜入取材しない限り、現地の実態を知ることはできない。
そんなこと頼んでいない、という意見ももちろんあるだろうけれど、
過去には、ベトナム戦争などで、
米軍による民間人への非人道的な戦闘行為が、
戦場ジャーナリストによって世界中に配信され、非難がたかまった。
戦争による犠牲者、子ども、女性などの弱者だ。
ジャーナリストが事実を伝えようとする使命感から起こした行動を、
自己責任だと簡単に決めつけることは、できるだろうか。
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