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2016年07月12日19:06

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一点メカニカルアースを検証する (hijiyan氏来たる 前編)

相互交流を通じて定点観測を続けているhijiyanさんとのオフ会。先月の訪問オフ会はhijiyan邸を訪問し反射の左右対称化の成果を聴かせていただきました。今回は、そのお返しということで拙宅にお出でいただく順番です。

2月にお出でいただいたときは主にウェルフロートボード導入の成果をご披露させていただきました。今回は、さらにその後の《一点メカニカルアース》の導入の成果を感じていただけるのかどうかが最大のポイントでした。

しかし、来訪直前までちょっと冷や冷やものであまり自信がなかったのです。

というのも、hijiyanさんは爆音派。やはり試聴音源としては大オーケストラものが欠かせません。ミュージカルやロック・ポップ系はともかくクラシック派を自称する私としてはオーケストラが鳴らなければ面目が立ちません。しかも、相互交流でhijiyanさんには拙宅の音は知り尽くされているのでごまかせないのです。会を重ねれば重ねるほど事前の緊張が高まります。

ところが、大音量で聴く時間がなかなかとれずいささか調整不足。しかも、この2週間ほど音量を上げて聴いてみると今ひとつなのです。例のウッドブラインド吊り具のデッドニング後も微小な違和感が取り切れていない。横のカーテンレールのデッドニングを強化したりと直前までじたばた。アンプ周りのクリーニングや消磁を念入りに行って最後の覚悟を決めました。

お迎えして、CDP足元の一点アースの説明をしていたところ…あれ??

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なんとCDPのインシュレーター(D-PROP)がひとつだけ上下逆さまになっていました。どうやらHDDPの一点アースの最終仕上げを行った際に、CDPのほうもfoQリングを張りかえてセッティングし直したのですがその時にうっかりしたようです。まさに汗顔の至りというところですが、結果的にはこれがピンポン!でした。まさにこれが不調の原因だったのです。

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ブラインドやコーナー処理などの効果も確認していただきましたが、以前より飛躍的に奥行きと高さ、特に水平方向への拡がりが改善したとのご高評をたまわり、ほっとしました。横で聴いていても十分に自己満足。いったい今朝までは何だったのかという気分。一点アースおそるべし!!

ひととおりCD再生で評価いただいて、後半はHDDPも聴いていただきました。

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実は、以前にCDPとHDDPのがちんこ比較をしていただいたことがあります。

そのときのhijiyanさんの評価はあからさまにCDPに軍配が上がりました。《SACDはリスナー後方にも響きが感じられるのにHAP−Z1ESでは響きに乏しい》という評価でした。

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ところが今回の評価は大逆転となりました。やはり今回もあの時と同じポッジャーのバッハの協奏曲をSACDとDSDネイティブ音源とで比較しました。今度はHAP−Z1ESのほうが拡がりが大きく、最初から音がほぐれて聞こえ複雑で生々しい古楽器のアンサンブルが鮮やかに耳に飛び込んでくるという真逆の評価となりました。CDPが快心の鳴りであった直後の比較であるにもかかわらず、です。秘かに自信はあったのですが、やはり第三者評価として認めていただけたのはうれしい限りです。

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DSDだけではなく、PCM音源も聴いていただきました。「ジークフリートの葬送」です。ハイレゾなら必ずうまく鳴るというものではなく、この音源はこれまでうまく鳴ってくれない代表のようなものでした。今回は、「これなら大スピーカーなんていらない」といううれしいコメントまでいただきました。トラック冒頭の静寂の闇のなかでティンパニの最弱音の連打やトレモロが正確に再現され、そこから慟哭のような壮大なトゥッティの強打が響く。それこそがハイレゾの魅力。

くりかえします。一点アース恐るべし、です。

これまでなかなかHDDPがCD(SACD)を凌駕できなかったのは、振動の問題だったのです。一点アース化によってCDリッピングのファイル再生でもCDPと遜色ないか、あるいはそれ以上の感覚があります。しかもHAP−Z1ESは、出川式電源強化によって別ものになっているとはいえ、ベースは決してハイエンドというわけではないし、デノンのDSD−SA11と較べてさえ2/3ほどのコストです。こうなるとPCオーディオも本気で考えなければという気になってきました。もちろん逆転を食らったCDPの足元をさらに強化するということも新たな課題です。


今回のオフ会では、もう一つのテーマがありました。これもまた、衝撃の結果が…

(後編へ続く)

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