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2016年03月16日17:42

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メカニカルアースも一点アースがよい!?

アースの原則は“一点アース”です。

そのことはインシュレーターやボードのような機械振動を扱う場合でも同じなのではないか?そんなことが突然ひらめいてしまいました。

ことの発端は、先日のhijiyan邸訪問です。

アンプやCDPに横プリン・縦リジッドの自作インシュレーターを考案したhijiyanさんですが、背面パネルの下にふたつ小さな木片によるクサビを入れる入れないで音像定位や音のボケのようなものが激変。これはちょっと衝撃でした。

これがきっかけで私もCDPの足元を見直すことにしました。現在は、FAPSの棚板のないスチールフレーム構造のラック(生産終了)の受け座にαGELシートを敷いて筐体を直接載せています。これまでは、ここにWFボードを導入するかどうかで迷っていました。いわば横プリンのさらなる徹底です。今回の見直しは、その真逆で、徹底したリジッドへの回帰です。ここにD−PROPを導入したのです。

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それはhijiyan邸の実験についての私なりの理解です。つまり、CDPのように内部に回転体を持つ機器はリジッドに支えたほうがよいという考え。背中を押したのはEさんのひと言。HDDをソフトに保持するとシーク速度が落ちるとのデータがあったとのレス。完全に均一真円のディスクはありませんので、絶えずディスクは慣性移動で振動しています。これを読み取りに行くヘッドやピックアップは常に振動に合わせて揺らいでいるわけですが、この足元をゆらゆらさせてしまうとかえってトレーシングやそのサーボ機構にストレスを与えてしまうというわけです。

聴いてみると、ガツンとした響きの芯とかスピード、ボーカルの張り、空気を震わし内臓を揺すられるような低域の底力が確かに戻ってきたような気がします。オーケストラの雄大さやトゥッティの立ち上がりが力強くなりました。特によくなったのはピアノです。

ところが実用上、ちょっとうまくない。というのも、D−PROPは鏡面仕上げになっていてプレーヤー本体が滑るのです。スイッチを押すとすぐに動いてしまいます。しっかり手で押さえないとケーブルの抜き差しができないほど。

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そこで、当初からオプションとして考えていたフォック・リングをやってみました。滑りは止まり、D−PROPとしっかり密着するよさはあります。けれども、やはり、微妙に音の甘みが戻ってきます。できれば、メタルtoメタルのリジッドな接面を維持したいという気持ちが棄て切れません。

そこでひらめいたのが“一点アース”。

CDPは、4点支持にしていますが、そのうちトランス側のひとつだけをフォック・リングなしにして、メタルtoメタルのリジッドな接面にしたのです。これで聴き込んでみると、情報量が増えた感覚があってピアノの音色がさらにリアルになりました。ボーカルにも喉とか横隔膜の震えなどが戻ってきて生々しい。

これは大成功です。

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むしろ、フォック・リングなしのオールつるつるリジッドよりもよい。押尾コータローのアコースティックギターも響き過剰がすっきりしてギターらしい弾ける粒立ちが引き立ってきました。美しい音色そのままに弦や指の弾けたり擦れたりする手触り感が心地よい。

理想は一本足打法。考えてみれば、私の愛用するサイドプレス・スピーカースタンドこそ、その一本足なのです。理想の“一点アース”でスピーカーキャビネットを支えています。スピーカーや機器類を一点だけで支えるということはほとんど不可能です。けれども、フォック・リングをかませたり、受け座の材質の使い分けで、一箇所だけ振動インピーダンスを突出して下げて筐体とマッチングをとってあげれば“一点アース”は実現できるのです。トランスなど重量があってしかも振動源となっているところや、回転軸の直下でグラウンドしてやるのが効果的でしょう。

ちなみにHAP−Z1ESのほうはαGELそのままにしました。というのも内蔵HDDそのものは水平ではなく立ててマウントされていて、しかも弾力性のある支持構造になっています。必ずしもリジッドにする必要はないようです。内部確認したついでにトランス(左右chとデジタル部の計3個)にフォックを貼って内部振動対策を強化しました。これもかなり効果がありました。

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