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2024年11月15日10:28

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岡山・秋の音会2024

岡山のオーディオ仲間の集い「音会」は、年に四季折々集まって楽しんでおられますが、その「秋の音会」に今年もまた参加させていただきました。

まずは、スイートサウンドさんのお宅に集合。

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独特の正12面体のキャビネットの中音ユニットを中心に、3ウェイスピーカーシステムが、広々とした空間の一角に据えられています。チャンデバとネットワークを組み合わせたハイブリッドのマルチドライブで、とてもクリーンでピュアなスイートサウンド。

絶えず手を加えておられますが、そのサウンドは一貫しています。加えて、一年前の記憶だけなので、ちょっと聴いただけでは違いは定かではないのですが、今年の第一印象は、とても立体音場が安定して、音像定位も空間の拡がりもとてもナチュラルだということ。中低音がしっかりして実体感も増しました。

一年前からの変更点はなんですか?と聞いても、ご本人も、さあ?なんだったけなぁ…と心もとない(笑)。でも明らかに違っているのは、金田式アンプの電源をAC電源から、リポバッテリー(リチウムイオンポリマー二次電池)のDC直結に変更したこと。

それを聞いて大いに納得。やはり、立体音場再生は電源からなのです。

オーディオマニアのあいだには、「バッテリー電源」ということになかなか理解が拡がりません。車載の鉛蓄電池の連想で《内部抵抗が大きい鈍い音》だとか、乾電池時代の小電流から《音が薄い》といったイメージが強い。リチウムイオンの二次電池はまったく別物。逆に、バックアップバッテリー電源のノイズだらけのAC100V供給をバッテリー電源だと勘違いしている向きも多い。

スイートサウンドさんのアンプは、私のものと同じでバッテリーDC電源のために回路設計されているもの。リポバッテリーは、家庭用100V・AC電源よりもはるかに瞬時電流供給能力が大きい。その余裕とクリーンさが、このナチュラルな立体音場再生につながっていると納得した次第です。

このシステムで、いろいろなソフトを聴かせていただきました。日本でのようやくの解禁で話題となっているQobuzとの聴き較べ。NAS音源と較べると、どっちもどっちという感じ。マスタリングの違いの方が大きい。ネットワーク構成である以上は、音質的には互角というところでしょうか。

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別棟のサブシステムは、今年新たに導入したバックロードホーンシステム。アンプ類は以前のままで、メインシステムと同じで金田式アンプですが、まるで違っています。ジャズ専用と銘打ったスピーカーシステムだそうですが、むしろタイトな低音にチューニングされたホーンと、少し高域が強調気味なダブルコーンのシングル一発の米国製ユニットの組み合わせは、とても活気があって聴いていて楽しい。

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このバックロードホーンは、新潟・燕三条のメーカーが開発したものだそうで、なかなかの仕上がり。スムーズな曲線の音道が自慢の積層構造。クセのないタイトな音調と屈託のない出音は、むしろ、よく出来たバスレフという感じで、私のバックロードへの期待をよい意味で裏切りました。

第二部は、EDさんのお宅へ移動。

最初はダリのOBERON-5の試聴。TV音声用に導入したそうで、中音域の分解能が高いバランスはとても聴きやすい。これを聴くと、これでもう十分という気がしてきます。これをさっと片付けて、主役を鳴らします。ATCが鳴り出すと、これはもう格が違うという感じ。アンプはすべて自作の管球アンプ。
(撮り忘れましたので写真はありません−汗)

今回は、オルトフォンのカートリッジの比較。

SPUや、Synergy、MC20などの新旧織り交ぜての試聴です。50年前のSPU-GTEの圧勝でした。EDさんによれば、知り合いのオルトフォンのコレクターから譲ってもらった個体ですが、そのコレクター氏もその機会にコレクションを改めてひと通り聴いてみてGTEの良さに自分で驚いていたそうです。ちょっとぺらぺら感のあるプラシェル内に小さなトランスがはめ込まれた、安っぽい作りから信じられないほどナチュラルな高分解能の音が出てくる。ナチュラルさと分解能の高さはオルトフォンに一貫するものですが、GTEはその完成度が高いということ。

昇圧トランスは、インピーダンス切り替え式で、こういう比較試聴にはとても便利。インピーダンスによって音はコロコロ変わります。

残念だったのは、リファレンスにされたDL-103。高域にクセが乗っていてちょっと粗い。歌謡曲などには相性の良さも感じますが、クラシックでは音像定位が不安定で不正確。これは、アームのセッティングや針圧の調整の問題だとしか思えません。EDさんも、オルトフォンとの互換性のためにスペーサーやらウェイトやらいろいろなハンディキャップを背負わせているようです。DL-103愛好家の私としては、こんなはずはないと大いに不満です。

個人的には、こういう同じアームでの取っ替え引っ替えしての比較は、あまり信用できないと思っています。それでもGTEの優秀さは確認できたということでしょう。"E"(楕円針)でなく丸針も聴きたいところですが、丸針タイプは希少で前述のコレクター氏もお持ちではないそうです。

その後、総社市内の中華のお店で懇親会。瀬戸大橋の架線事故で混乱のなか、早め変えられた2Hさんを除いて、Helicatさん、トリさんの総勢5人でオーディオ近況に会話がはずみ、楽しいひとときでした。

スイートサウンドさん、お世話になりました。ありがとうございました。

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