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2016年09月24日13:09

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EDさん宅訪問(関西・中国オーディオ行脚 その3)

椀方さんのお宅でいささか酩酊して、二日酔いの頭を抱えて新幹線に乗り込んだ…というお話しの続きです

目指すは岡山の「秋の音会」。

駅に着くとEDさんがお出迎え。ごあいさつしていると九州方向から横浜のvafanさんも続いてご到着。EDさんのスバルでお宅に向かいました。車中で話しを伺っているといかにも穏やかな紳士という風情のEDさんも相当なスバリスト、先代のレガシィ(ターボ車)ではストリートファイターぶりを発揮されておられたようです(笑)。

ご自宅に到着するとそこにはすでにスィートサウンドさんが待っておられます。

私のように東京のせせこましい世界で暮らしてきた輩にとっては夢のような自然あふれる環境にある大きな旧家で、玄関横の立派な応接間に通されるとそれがすなわち専用オーディオ部屋というわけです。洋室のフロアは堅いしっかりとした木質のフローリングに絨毯が敷き詰めてあって、天井は高さのある重厚な格天井となっています。木製ラックのシステムとは別にいくつかの自作アンプやオシロスコープなどの測定器もあって、まさにここは男のオシロ。

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vafanさんはすでに2回目の訪問だそうで、前回に比べるとそのサウンドに著しい進歩があると驚いておられます。その要因は、自作の木製ラックだとのこと。非常にがっしりした作りで、板部分はぶ厚い棚だけで四方は太い角材でオープンになっています。継ぎ部は埋め込みダボで留めてあって、ネジなどの金属はいっさい使ってないとのこと。これで合計百キロにもなろうという左右独立のモノアンプ2組、4台を載せてびくともしません。見ただけでもいかにも音がよさそうです。私は前回との比較がわかりませんが、これはEDさんにとっても快心の出来のようです。

しかし、何よりも一見の私にとって目を引くのはATCのSCM150の偉容です。

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ATCは、以前にゆ゛さんのお宅で聴かせていただいています。その凄味のある面構えと繊細にしてパワフルな音を堪能しましたが、EDさんの150は基本ユニットこそ同じですが、ウーファーのコーン部が一回り大きい38�僂妊�ャビネットもフロア置きのタワー型です。その悠揚と迫らぬ堂々としたサウンドに思わず引き込まれます。

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半月ほど、貸し出しのウェルフロート・リングと格闘されておられたそうですが、よい結果が得られずついに断念。今回の音会直前にボード受けに戻されたそうです。まったく元通りということではなくボード下にはいろいろ試行錯誤の結果、栗材の角ブロックで支持させてあるとのこと。この工夫も解像度や低域の締まりに大いに貢献しているそうです。やはり、このフロアならではのセッティングだとお見受けしました。

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アンプは、KT150。これをUL接続のPPとして大型のSCM150から余裕たっぷりの深々とした低域と解像度の高い中高域を引き出しています。

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途中、近在の超人気の讃岐うどん店で食事中休みをとった後で、もうひとつのアンプ=VT62=に切り換えての試聴です。何とも風情のあるアンプでトリタン・フィラメントが明るく輝く眺めは、はるばるさんのGM−70アンプを連想しますが、こちらはもっとほのぼのした灯りです。

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このVT62をインタートランスでパラシングルとされていて、そのサウンドは何とも懐かしい古典アンプの品格のあるもので、SCM150からこんな音も出るんだという小さな驚きのような喜びがわいてきて胸がときめきました。

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アナログ再生で、デンオンのデモLPなども聴かせていただきましたが、これはもうこれ以上ないというほどのはまりよう。実に闊達でかつ艶を帯びた肉付きのよいプロポーション。グリューミオ率いるモーツァルトの弦楽三重奏などを聴くとSCM150がB&W800シリーズと同世代のモニタースピーカーであることを忘れてしまいます。

アナログからCDに戻すと、かえって、KT150アンプの音に堅さというのか、少し狭くて窮屈な感じがしてしまいます。NFBのかかり過ぎというような感覚なのですが、どうも後々考えてみるとアナログ再生とのギャップを感じていたので、その原因はアンプではなくてCDプレーヤーではないかと思いました。

EDさんのお話しでは、CDプレーヤーはデノンの普及機をご使用とのこと。デノンはフラッグシップや中堅モデルからダウングレード展開をしていくので下級モデルが結構お買い得。かくゆう私もDCDーSA11を使っています。最初はひどい音だったそうですが、電源のダイオードが安物で、これをSiCダイオードに換えたところぐんと音が良くなったとのこと。これをトラポとして自作DACにつなげています。

音質の要素としてはDACのほうが大きいかもしれませんが、トランスポートもなかなかくせ者で、ピックアップなどのメカ部・回転系やサーボ、その電源部が貧弱であればそれなりの音になってしまいます。CDプレーヤーには当面お金をかけないことにしたという趣旨のお話しでしたが、私には《アナログが良い音》ではなくCD本来の音が出せていないということのように思えました。余計なお世話かもしれませんが、これほど素晴らしいシステムなのにちょっともったいない。

先ずは貸し出し機などを活用されて、CDプレーヤーやDACでどれほど音が変わるか試してみてはいかがでしょうか。

CDプレーヤー云々は、あくまでも帰京後のあと知恵ですが、この時はEDさんサウンドに十分堪能し充実した気分でした。そして、秋の音会in岡山はいよいよ後半の部。スィートサウンドさんの車で移動です…。


(続く)
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