今年の防衛白書の最大の目玉は、
小泉防衛相の言葉の通り「新しい戦い方」
ということのようだ。
どこか新製品の発表みたいな言葉だが
要するにウクライナとロシアとの紛争で注目を浴びている
ドローンの活用などを指して「新しい戦い方」だと言いたいのだろうが、
発想が貧困で、なんとも心細い限りだ。
高市首相の「強い日本」に呼応したような表現だが、
きな臭さがぷんぷんする。
日本国憲法は平和憲法であり、
戦争放棄、専守防衛を謳ってる世界でも稀有な存在だ。
憲法改正もしないまま(やろうしているが)、
今時、“新しい守り方”だったらわかるが、
「新しい戦い方」への転換というのは、まったく解せない。
もちろん攻撃は最大の防御などという勇ましい言葉もある。
それで太平洋戦争に突き進んだ帝国陸海軍はどうなったか、
日本国民はどうなったか、歴史を学べば誰だって結果はわかる。
日本が持つ武器は、憲法と外交の二本立てで進める
という「新しい守り方」に改めて徹すべきなのではないか。
世界と武力で対立するのではなく、「新しい外交」手段を駆使して
戦争好きなロシア、中国、アメリカとの認識の違いを
世界にアピールするぐらいの気概はないのだろうか。
小泉防衛大臣殿。
誰も犠牲にならない、何も破壊されない
それが本当の意味で「新しい戦い方」なのではないですか。
高市首相殿。
中国とあれっきりというのも
外交力の欠如と言われても仕方ないのではないですか。
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