戦後80年の今年、82歳の私から見て、
時代の大きな変わり目、境目にあるように思える。
半世紀経った頃に、あの時が、と思われるような、
大きな変化が起こりつつある。
私の生きてきた82年は、日本の戦後民主主義の創世記で、
新憲法のもと、それまでの抑圧された時代から
個人の自由、人権、平等、不戦の国家となった。
私の知る日本は、朝鮮特需から一気に復興の道を歩み
東京五輪を経て、急速な経済成長の下で、
何かに憑かれたように、活気に満ちていた。
世界第二位の経済大国から緩やかに下り坂となり、
バルブ崩壊の1990年は、地価、株価の暴落と低迷、
失われた20年が30年となり、ついには自民党政権が終焉。
一旦は民主党が政権を握ったが、敢えなく東日本大震災で、
大きくつまづき、最悪の自民党一強時代へ。
以来、日本の低迷はまるで海の底に沈んだように
今に至っている。
そんな低迷状態から、抜け出せず、今の政治は完全に
迷走しているという表現にふさわしい。
高市新内閣が、問われているのは日本の立憲民主主義の
再構築かと思っていたが、真逆を歩んでいる。
その先にあるのは、経済も外交も防衛も
抜け出せない、迷路に入っていくのではないだろうか。
これから先の半世紀について絵を描ける政治家がいない、
それが今の日本の現実であり、悲しいまでの実像である。
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