敵はどこのどの国を想定しているのか
いまの日本は、明日にでも迫っている戦争への準備を
始めているかのようだ。
1945年の敗戦以来、
日本は77年間、他国と戦火を交えたことはない。
当然のことだが、他国民を死傷させることもなかった。
戦後の重経済軽武装によって、
日本は奇跡ともいえる経済成長を遂げ、
現在は中国に2位を譲ったが、
依然として世界第3位の経済大国である。
しかし、その中身はいまやスカスカであり、
経済大国であると胸を張れるほどの力もない。
そんな国が、何のために戦争の準備をするのか、
岸田首相は中国、北朝鮮、ロシアなどの動きを念頭に
国際情勢が不透明感を増していることを理由にしている。
しかし、防衛費の増額が計画通りに進むと
世界第3位の軍事大国になる。
これはとりもなおさず、戦後の枠組み(レジーム)の大転換であり、
不戦を誓った憲法の理念にも反する政策であるといわざる得ない。
世界は本当に戦争準備をするほど、危機に満ちているのか、
戦後77年戦火を交えたことのない国として
日本ができることはもっと他にあるのではないか。
私は平和ボケよりも戦争ボケのほうが、
はるかに質が悪いと思っている人間なので、
岸田内閣の戦争準備にどうしても与する気持をもてない。
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