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2022年02月04日07:15

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偉大なアマチュア

先日亡くなった石原慎太郎について、
友人で文芸評論家の江藤淳は、
政治家として「偉大なアマチュア」であると評した。

小説家として名をなし、
その後、国政に関わり、
さらに都知事として“東京から日本を変える”と
13年間も携わった。

2016年の東京五輪の招致に敗れ、
2013年に任期途中で、辞職した後は
再び国政に戻り新党を結成したが、
その後、維新の会と連合した。

物議を醸した発言の数々は有名だが、
それも「偉大なるアマチュア」故のことだった。

都知事時代に彼が最初に手がけたのが
ジーゼル車両排ガス規制だった。

あれは、前職の青島知事時代から都の幹部が
トップにあげていたにもかかわらず、
知事がうんと言わなかった案件で、
石原知事がこれはいいとばかりに食いついたものであり、
もともとから彼の発想ではなかった。

思いつきといえば
尖閣諸島を買い取ったときには中国との摩擦を深めたり、
東京都銀行を開設したが、
結局、負の遺産にしただけだった。

こんなこともあった。
私の住むまちの市長選挙で、
石原知事の側近が候補者となった乗り込んできた。

私は、対立候補である市民派の市長の事務局で活動していて、
その応援団の一人が石原知事の一橋大の先輩で、
同姓の女性だった。

石原知事が応援演説にやってきたのだが、
そのとき、「私と同性の先輩のばあさんが応援しているが…」と
下品極まりない演説で、大顰蹙を買った。

これがマイナスに作用して、
見事、石原知事が応援した候補者が落選した。

作家として国政、都政で活躍したというが、
人間的には、何ら評価できない人物だったという印象しかない。

「偉大なアマチュア」による思いつきは、
たしかにプロの政治家にはない話題造りにはなったろうが、
亡くなって、過剰な評価をされているように感じるのは、
私のヘソ曲がりのせいだろうか。
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