平成最後の衝撃的な事件ではないか。
日産のゴーン会長逮捕の報は、一瞬にして地球を駆け巡った。
その容疑が、有価証券報告書に自分の収入を総額で50億円
少なく記載した金融取引法違反というのも、驚いた。
どうも内部通報によって発覚したらしいが、
新聞によると司法取引をしたようだ。
いまでもあの時のことは、よく憶えている。
1999年、経営危機に陥った日産の立て直しに
ルノーから乗り込んだゴーン氏が、辣腕をふるい
2万人の従業員の首を切り、東村山工場などをつぎつぎ閉鎖に追い込み、
コストカッターの異名をとった。
これを境に、日本の終身雇用の慣行は悪となり、
合理化、効率化を善とする欧米型経営が一気に進んだ。
経営者の顔は資本家に向けられ、
労働力は原材料と同じようにコストに組み込まれ、利益の調整弁となった。
正規雇用、非正規雇用の慣行が定着し日本は格差社会へと姿を変えた。
コストカッターが自分のコストを誤魔化していたのだから、
笑い話にもならない。
19年前涙をのんで、日産を去った社員の怨嗟の声が聞こえてくるようだ。
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