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2017年12月18日22:17

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メカの違い

マイクキタさん宅のオフ会。前回の日記に続いて、先に番外編が続きますが、これもちょっと衝撃の体験。

それは、ディスクプレーヤーのメカの違いというものはこれほどあるのかという驚きでした。

マイクキタさんが長年愛用してきたCDプレーヤーはWadia-16。

1994年に発売されたものだからかれこれ20年前のハイエンド名器。。DACチップには今や貴重なマルチビットタイプのPCM1702を採用し、トランスポートにはTEAC製VRDSメカを搭載したもの。このWADIAがさすがにくたびれてきて、メカ部のクランパの不具合でトレーが取り出せなくなってしまったそうです。

それで、近頃評判のOPPO UDP205を導入したとのこと。

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ブルーレイディスクもかかるし、マルチビットタイプのWADIAではかからなかったSACDもかかるし、何でもござれのユニヴァーサルタイプで、しかも、DACは最新のESSの9038proを採用して音も良いとの評判の最新プレーヤ。

ところが…

どうもCDを再生すると不満がつのる…そうなのです。そこで、WADIAを何とか動かそうと天板を取り外してミニドライバーでメカ部をトレイオープン時にちょいちょいとする一手間でどうやら使えると、試しにWADIAに戻してみたとのこと。せっかくだからと、光出力でデジタルアウトしてOPPOをDACとして使うことも試してみたそうです。

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聴かせていただくと…

これほどに違うのかと驚愕!

WADIAのアナログ出力と、デジタル出力→OPPO(DAC)との差はわずかな違いです。WADIAのマルチビットDACの音のナチュラルさも良いし、OPPOの最新チップの高精細感も良いし、どちらとも言い難い。ところが、OPPOでディスクを回すのと、WADIAでディスクを回すのとでは大違いです。

特に、その違いに腰が抜けそうになったのがこのソフト。

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グリーン・スリーヴス/山本英次

何でも使用楽器はベヒシュタインだそうで、そういう楽器の音色が出てますか?との難しい問いかけでかけていただきました。当初はOPPOで聴かせていただきましたが、エコーがかなりかけられていて響きがずいぶんとのっています。ピアノの楽器の音色を言い当てろというにはあまりに酷な録音だと思ってしまいました。

ところが、これをWADIAのメカでかけてみると、驚いたことにそういう深めのリバーブのような響きとも滲みともいえるものがきれいになくなってしまいました。楽器の響きとも、録音の加工とも、全く別のものだったことがわかりました。これなら楽器本来のソノリティが聞こえてきます。何とあのエコーは録音編集で付加されたものではなく、再生装置のせいだったのです。

これにはUNICORNさんともども驚いてしまいました。メカの違いでこれほどの違いが出てしまうのです。最初はSACDのような高速回転には弱いのかとも思いましたが、CDでもその落差の大きさは変わりません。映像ソフトやブルーレイオーディオ、あるいはマルチチャネルのサラウンドなど何でもこなすプレーヤーは重宝ですが、CD再生でこれだけ落差があって、高精細映像系ソフトやハイレゾ、サラウンドの高情報ソフトの再生でもほんとうに影響がないのかしらと余計な心配までしてしまうほどです。おそらくデジタルオーディオの始祖鳥のようなストリーム再生のCDと、映像系の再生ではアルゴリズムが根本的に違うのだと思います。

いずれにしても、高機能で便利なユニヴァーサルプレーヤーとして「一家に一台」的な良さはわかりますが、それなりに音質にこだわるピュアオーディオのディスクプレーヤーとしてはとても通用するものではなく、これとは別に専用機を構えるべきではないかとも思います。あるいは、メカ部がこれほどまでに違いをもたらす重厚長大なコンポーネントということなら、どこかでディスクメディアは見限ってネットワークやPCオーディオによる非メカニカルな送り出しで軽く構えたほうが良いという時代にいよいよなってきたのだろうとも思い、考え込んでしまいます。

オールウェスタンのヴィンテージシステムでこういうことを教えられるとは驚きですが、ほんとうによい勉強になりました。

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