ラダー型ケーブルを新調しました。
ことの始めは、ラダーケーブルで最後に購入したラインケーブル。ピンプラグにはショップの標準であるカナレ(canare f10 )が使われていて、これがNGでした。
それで、多少すったもんだしましたが、モガミ7553に付け替えてもらったのです。
元凶は、金メッキ下地のニッケル層。これが磁性体なのです。
銅合金プラグは金メッキですが、コスト削減のために金メッキ量を削減するためにメッキ下地に強磁性体のニッケルがメッキされているからです。導通しているコネクターが磁性体だと、どこかヒリヒリ、かさつくような付帯音があります。モガミ7553はシェルは同じように磁性体ですが、中心導体はネオジウム磁石にくっつきません。
基本がきちんと守られているのです。ついでながら、GNDがリングを介するのではなくしっかり半田付けできるようになっていることも「基本」のひとつです。
これで問題はなくなりましたが、ここのところCDPやHDDPのピンジャックが緩いのが気になり出しました。抜き差しするときの手応えがまったくありません。ガタがあるわけではないのですが、あまりにも緩い。自作アンプのピンジャックはプラグと同じようにモガミの7552やスーパートロン(生産終了)を使っていますが、これであればしっかりと嵌合して問題ありません。これだけ振動対策を進めてきて、特に電源インレットの対策であれだけの効果を目の当たりにしてしまったので、ここは放置し難い。
CDPのピンジャックを換えることも考えましたが、基板直結型で取り付けも狭い部分で立て混んでいて、シロウトには無理。
そこでコレットチャック式のピンプラグの導入を検討しましたが、非磁性の基本が守られているピンがなかなか見つかりません。
KRYNAのピンプラグには期待しましたが、残念ながら磁石をピタリと吸い寄せてしまいます。
能書きや外見はどうでもよい。構造がしっかりしていて非磁性であること。これだけなのです。けれども基本がしっかり守られているのはモガミだけ。しかし、モガミにはコレットチャックはありません。
半ばあきらめかけていましたが、WBTのプラグ(nextgen)に着目。お高いプラグですが、直接、確認するしかないと、購入してみました。
やった!見事に磁石を近づけてもまったく吸い寄せられる様子がありません。
これでラダーケーブルを新調しました。
自分で付け替えてもよいのですが、実は、前回の取り替えで長さをつめてしまい、長さがすでにすれすれになっています。それでもう1セット新調しました。
モガミ7552がセット(4ヶ)で2千円ちょっと。WBTのnextgenはその10倍ものコストです。KRYNAの約2倍。コレットチャック式に非磁性という基本的なことだけを求めるとこれだけコストが跳ね上がる。なんだかなぁ〜。
さて、聴いてみると…
予想どおりモガミに劣るところは何もありません。心なしか見通しがよくなり、より実在感や奥行きの立体感が増したような気がします。女性ボーカルの抜けがよくなったような。何よりも音量を上げたときの高域の滑らかさ、安定感が増したという気がするのがうれしい。プラシーボかもしれませんが…
*写真は一部マルチョウエンジニアリングさんのブログ「製作日記」から拝借しています。
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