mixiユーザー(id:26897873)

2016年09月30日00:58

708 view

東京五輪・ボート競技場の怪

小池知事が立ち上げた都調査チームが3競技会場見直しを提案した。これに対してさっそく組織委員会の森喜朗会長が「ひっくり返すのは難しい」とかみついた。

見直しの理由は、開催費用が3兆円にまで膨れあがっているからだ。そのコスト削減に向けてこの3つの競技会場の見直しを提案したもの。なかでもボートやカヌーの会場となる「海の森水上競技場」は、整備費用が7倍の491億円にまで膨れあがりもっとも突出していていかにも破廉恥だ。

これに対して、選手たちの気持ちを代弁する立場の日本ボート協会などの各競技協会が「困惑している」「早く決めてもらいたい」と口々に言う姿がTVに映し出されて、さながら森会長の立場をサポートするかのように報じられている。

しかし、ちょっと待って欲しい。

ことボートに限っては、あたかも会場問題が既定のことだというのはおかしい。「海の森水上競技場」については選手らから根強い反対があって協会内でもいまだにもめている。小池知事登場のはるか以前から、ボート関係者に会場はどうなるのかと尋ねると「まだもめていて最終的に決まっていない」と口ごもる。それがそのままずーっと今に至っている。協会主流はなぜかオリンピック招致以前の2013年に会場は「海の森」で決まったかのようなステートメントを出しているが、これとて招致案の内容をもってはぐらかしたに過ぎない。協会主流が押し切ろうとする一方で、なぜ「海の森」なのか、そういう疑惑の念がずっとくすぶってきた。決定プロセスの不明朗さは豊洲移転以上のものがある。

そもそもボート会場を潮風にさらされる海上にすることは常識外だ。ボートはデリケートで風に弱く、レーン毎の風に不公平はあってはならず、そもそも船体部品は塩水で錆びやすい。一時的な会場としてはやむを得ないとは言えても、恒久的な施設として残ることはないと断言できる。費用の問題以前に、選手の立場からすれば反対するのが当然なのだ。

こうした事情は、こちらのブログに詳しい。
http://theplatnews.com/p=1700

小池知事は、「都民ファースト」とともに「アスリートファースト」とも言っている。会場見直し問題は、ことボートに関してはまさに選手やこれから競技をめざす若い人々の未来の問題でもある。あたかも既定路線のように受け取られるのは間違いだということをもっと知って欲しい。

ことにNHKの定時ニュースの報じかたは異様だった。

民放では多少なりとも上記の事情を報道していたが、NHKでは各競技団体の広報のコメントを三団体横並びで垂れ流し、小池知事の「アスリートファースト」を打ち消すような印象を強調していた。

国民や都民、アスリートを無視して東京五輪を食いものにしようとする黒い思惑がうごめいている。

森喜朗の顔が登場するたびに虫酸が走る。
13 11

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する