アナログレコードというのはホコリと静電気との闘いだと思います。
まず、レコードをプラッターにセットしターンテーブルのスイッチを入れる。針を落とす前に済ませておく儀式とルーチン。それにはいろいろなグッズが登場しますが、基本はホコリと静電気の除去というふたつの機能に集約、大分類されると思います。私の手元にもいくつかのグッズがあります。
1.audio-technica・レコードクリニカ AT6012X
おそらくいま手元にあるもので一番歴史のあるグッズ。たぶん20年近く使用しています。ベルベットで盤面を拭うという定番中の定番ともいえるレコードクリーナー。
2.アナログリラックス・除電ブラシ
評判が高く、わりに最近導入しました。除電とブラシを兼ねたもので直径0.03mmの超極細除電繊維を使用したというもの。使い心地のよさがウリです。
3.SFC・除電ブラシ SK-��
これもアナログファンの定番。除電ブラシというよりは除電ハケというべきもので、放電用の人工毛に天然毛を合わせた柔らかさがいかにも高級感を醸します。高額なので敬遠していましたが、意外に適用対象が広いことに気づいて最近購入しました。
4.理研精工・マスコット除電器
手動式のとてもコンパクトな非接触型の除電器。かつては英国製のピストル型除電器(ZEROSTAT)がありましたが、長らく生産中止だったのか入手難でした。最近復活したようですがかなり高価です。
5.ELECOM クリーニングブラシ
ほとんどワンコイン価格の除電ブラシ。やや毛先が堅い感じがするのが難点といえば難点ですが除電効果が高くいろいろ重宝します。
これらを、ホコリ除去と除電という観点で単純に評価してみます。
A.除電効果
実は5.除電スティックが断トツで一番。
以下、マスコット除電器が続き、SK-IIIは見かけどおりでかなりマイルド。アナログリラックスはもうほとんど気分の問題(笑)。冬から春にかけてレコードクリーニングをすると、最後に仕上げのカラ拭きで盛大に帯電するのですが、この時の除電体験に基づいた評価です。数値的に実証できるとよいのですが、経験値としてはかなりの差を感じました。
B.ホコリ除去
これは断トツでレコードクリニカが一番。
それ以外は、要するに除電グッズですのでホコリ除去機能は軽く払う程度でゼロと割り切るべきでしょう。レコードクリニカの難点は、そのままではホコリを寄せるだけで吸い取りにくいことと、かえって静電気を呼んでしまうこと。そこでこれを湿式として使っています。
湿式といっても指先を蛇口で濡らして布部を軽くなするだけ。1回か2回限りの軽い湿式です。こうすると白っぽい筋となってホコリが吸い付き帯電もしません。スプレーボトルに水を入れて軽くスプレーするということでもよいでしょう。
かつて、やはり英国製で円筒型のクリーナー(Watts・PAROSTATIK)というスグレモノがあって中心部にスポンジを詰めたビニールパイプが入っていてこれを水に浸して湿式で使用するというものでした。これも生産中止になってしまいました。復活を望みたいグッズのナンバーワンです。
以上から、総合評価をすると…
1.レコードクリニカは、ホコリ取りとしては一番。ただし湿式で使うべきでしょう。除電効果はゼロですので、ホコリのひどいレコードを拭う時に限って使用します。
★★★☆☆
2.アナログリラックスは、アナログ愛好家の儀式用(笑)。除電、ホコリ除去ともにたいした効果はありませんが、なかなかの使い心地でレコードをかける前戯としては気分のよさは抜群。かくいう私もルーチンとして欠かしません(爆)。
★☆☆☆☆
3.SK-�靴蓮∋笋呂發箸發肇譽魁璽浜僂帽愼�したわけではありません。例えばデリケートなツィター振動板のホコリ払いとか、プラッター、アームやシェルのホコリ払いにもこれ以上ないほどの使い心地です。意外にもCDのディスクやトレイの除電などには抜群。こうしたデリケートなオーディオの精密部は、ホコリも帯電もほぼ同義といってよいでしょう。アンプなどの内部基板の掃除にも使えます。アナログファンに限らずきれい好きのオーディオマニア必携の応用範囲の広いグッズです。
★★★★★
4.マスコット除電器は、何といっても非接触ということが最大の特長。SK-�靴瞭各�で活躍の範囲が狭まってしまいました。いまでは、CDPのトレイの内部に向けて発射するぐらいでしょうか。レコード用としては出番は無くなりました。
★★☆☆☆
5.OA除電スティックは、もっとも頻用していたグッズです。スピーカーの振動板のホコリ払い(特にツィター)に使うにはあまりにチープで気が引けてきて導入を決意したのがSK-�靴世辰燭箸いΔ里�真相。その分、出番は減りましたが依然として安い、早い、おいしいの三拍子そろった除電ブラシです(笑)。
★★★★☆
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