前頭筆頭で、大相撲名古屋場所の台風の目になった
安青錦が、11勝4敗で技能賞を獲得した。
立ち合いから頭を下げて、粘り強く攻め、
とにかく体勢を低く低くして、組み付くと
内無双などを繰り出す業師ぶりに相撲ファンも熱狂した。
低い体勢からの攻撃に、相手もはたきで対抗するのだが、
安青錦は、前に落ちない、落ちないどころか引き技を待っていたかのように
勢いよく前に出て、投げ技や押しで勝利をもぎとる。
安青錦の低い体勢での粘り強さに手を焼いて、まんまと術中に嵌ったのは、
初日の大関琴櫻、3日目の横綱豊昇龍、関脇若隆景、霧島、
絶好調だった玉鷲もまんまとやられ、業師の面目躍如だった。
しかし、気になったのは14日目の草野、
そして千秋楽琴勝峰戦だった。
どちらも立ち合いから低く攻めてくる安青錦に対して、
無理に体を起こそうとせず素早い攻撃で、
相撲を取らせなかった。
これは二日目の大の里も同じだった。
恐らく草野も琴勝峰も、
安青錦を研究して、早い攻撃に勝機ありと
読んだのではないだろうか。
名古屋場所では、旋風を巻き起こしたが、
来場所は、果たしてどこまで今の戦法が通用するか、
安青錦の今後を占う場所となるだろう。
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