mixiユーザー(id:10159995)

2025年07月26日06:36

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よくあるはなし

5年ほど前になるが、
贔屓にしている柳家喬太郎さんの落語の会があり、
市民ホールへ友人と聴きに行った。

演目は「井戸の茶碗」

落語が始まって、主人公の浪人と娘がくず屋に
いろいろな雑物を吟味してもらっていた段で、
突然、客席で携帯電話が鳴り出した。

あらかじめ、携帯電話を切るかマナーモードにするように
館内放送されていたのだが、まあ、よくあることだ。

一瞬、喬太郎さんは、息を呑んだように言葉を止めたが、
間髪入れず「娘よ携帯電話は切っておけといったであろう」と
さらっと流し、何事もなかったように噺をつづけた。

会場は、話術師喬太郎さんのみごとな対応に
大きな笑いに包まれた。

白けるところを、粋にまとめる、
名人の業をみせられたそんな落語会だった。
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