スピーカーユニットのネジを締め直しました。
ふだんも、増し締めはしているのですが、やはり季節の変わり目にはトルクがばらばらになっているので締め直しが必要です。全てのネジをいったんゆるゆるにして、イチから締め直します。
六角レンチと手の感覚だけで締めていきます。ツィターが本体とプレート部とフロント固定と4本ずつで計8本、ウーファーが8本、合計16本。ツィター本体の4本以外は、特注のチタンボルトです。対角線上に互いに徐々に締めていくので手間はかかります。とはいっても30分ぐらいで左右両ユニットを調整し終わります。
トルクドライバーは使いません。空転式のものを使ったことがありますが、使いにくい。空転式は、ある種、リミッターのようなものなのでかえって不正確。トルク値の数字そのものに意味があるわけではないし、緩まず締めすぎずというのは手先の感覚でつかみやすい。
今年は、夏から秋を飛び越えて急に冬を迎えたという感じなので調整のタイミングが取りにくかったところがあります。
気がついたきっかけは、つい先日にお訪ねしたベルイマンさんに教えてもらったソフト。特に、ポゴレリッチのショパン(幻想曲)がなかなか手強かったから。締め直したら、一気に冴え冴えと鳴るようになりました。高音の透明感に満ちた美音が空間に抜けていくように伸びやかになり、低音の衝撃的な堅さがなくなってピアノの胴に沈み込むように共鳴していく。

藤田真央も軽やかで躍動感に満ちたすこぶる美音です。オンドマルトノの神秘性も深まりました。女性ボーカルの微かな渋みもトルクの乱れのせいだったようです。
スピーカーの調整というのは大事ですね。片時も手が抜けない。
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