我らがヤクルトが強いのは、
選手の野球への献身さを見せつけられた
勝利の女神が最後には微笑まざるをえなくなった結果だろう。
天の岩戸しめきって、世の中を真っ暗にした天照大神の
頑なな心開いたのも、民衆の献身的なお囃子と踊りだった。
ヤクルトの本拠地、神宮球場は幸いにしてドームではない。
天空はひろく開放され、女神は球場全体を見渡すことができる。
フィールドで闘うヤクルト戦士たちの躍動はつぶさに見て取れる。
勝利へのガツガツした執念ではなく、
勝利への献身的な選手一人一人の動きは、
女神の目には美しく映り、心はそして喜びに溢れる。
5回まで負けていても、そこからゲームが始まるという、
献身的な選手のひたむきさに、やがて女神は頬をゆるめ、
先に星のついている白い杖で、勝利への導きをするのだ。
その女神の回りには同じようにほほえむ天使達が、
小さな翼を羽ばたかせて神宮の森を飛びかっている。
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