菅首相は息子が東北新社に入社するときに、
総務省と関わりを持つなと釘をさしたそうだ。
その理由は、電波行政と利害関係者になるという認識が
あったからだろう。
自分の息子を総務省と密接な関係にある
企業に就職させることが違法とは思わない。
実際に電通には政治家、官僚、企業のトップの
子女が多数就職していることはよく知られている。
日本は縁故社会だから、菅首相に多額の献金をしている
東北新社に息子をよろしくというのも、
別に不思議ではない。
だが、その息子が父親の威光を使って接待し、
また人事をにぎる首相に忖度して
高級官僚が動いたとしたら、これは大問題だ。
事実、今回接待を受けた一人は同僚に
「総理の長男が来るのに、断るなんてできない」と
はっきりと言っていたと報道されている。
優れたトップは、自分の子息をこうした企業に就職はさせない。
ホンダやソニーの創業者は、血縁者を自社に就職させなかったという。
それがトップに立つ人間の矜持というものだ。
息子と自分は別人格と声を荒げていたこともあったが、
結局、息子のことで謝罪に追い込まれたが、
国の電波行政を歪めた恐れがあり、
親ばかでは済まされない。
己の矜持の甘さを恥じるしかない。
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