チューリッヒ・ミュンヘン音楽三昧の旅の最後です。
「ナブッコ」を観て大いに盛り上がり、いよいよ最終日の今回ツアーのクライマックス「タンホイザー」を迎えました。この素晴らしいオペラ体験については、このシリーズの第一回でご報告した通りです。
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長丁場のワーグナー歌劇とあって、「タンホイザー」は14:00の開演でした。ヨーロッパのオペラハウスは、開演時間がまちまち。うっかりすると時間を間違えてしまうこともあります。以前、そういう大失敗をやらかしたことがあります。
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この日は、さすがに何度も開演時間を確認。街の散策も無理をせず比較的近場の博物館や美術館を回りました。
アルテもノイエもすでに観て回ったことがあるので、今回はモダン・ピナテコークに言ってみました。こちらは20世紀から現代までの絵画・彫刻やデザイン作品が展示する美術館。
ヨーロッパの美術館は、カメラに寛容です。日本ももっと自由であってほしいですね。もちろんフラッシュは禁物。そういうマナーはとてもきちんとしています。
ミュンヘンは美術館だけではなく、さすがにドイツ屈指の工業都市だけに科学博物館も充実しています。さすがに子供が多く、実際に触れることのできる展示を中心とした体験型の博物館ですが、歴史的なコレクションの展示も少なくありません。
日本にはほとんど入ってこなかったドイツのオーディオセット。いかにもドイツらしい機能的なデザインです。きっと素晴らしい音がしたに違いありません。
帰国の当日は、夜の便だったので昼間はちょっと時間を持て余し気味。その機会に市の中心から離れた航空博物館を訪ねてみました。科学博物館には航空機関係の展示が少なかったので不思議に思ってチェックしたところ航空機関係は別の場所にありました。
その航空博物館は、前回に訪ねたことがあるシュライスハイム城のすぐ近くにありました。ここは、第一次大戦時の航空基地があったところで第二次世界大戦まで飛行場となっていたそうです。ドイツ降伏直後に米軍が接収し、主に補給や連絡用の飛行場として使用されていたとのこと。いまでも広大な滑走路跡地がそのまま残されていました。
とにかく、航空機が所狭しと展示されていて、男の子心をくすぐる魅力満点の博物館。かつてのプラモファンにとっては懐かしいモデルがいっぱい。
メッサーシュミットって、やっぱり小さいなぁ。
日本の「橘花」のもとになったメッサーシュミット Me 262Me。形はそっくりですが、本家のほうは「橘花」よりもひとまわり大きいそうです。
ミグも、同じように並べて展示されているところが、いかにもかつて分断国家だったドイツらしいところです。
航空博物館からの帰り道に、まだ時間があったのでオリンピック公園にも立ち寄りました。
シュライスハイムから市中心に向かう地下鉄で途中乗り換えるとすぐにオリンピック公園駅に到着です。
ここのお目当ては、おそらくミュンヘンに根拠地を持つ会社で最も有名なこの会社。
本社ビルの威容は、エンジンのシリンダーを模したものだそうです。そのすぐ隣に本社工場があります。観光客にとっては、その一角にあるBMW博物館がお目当てとなりますが、あいにくこの日は月曜日で休館日。
でも、通りをはさんで陸橋で結ばれた建物のほうにはBMWヴェルトという巨大なショールームがあって、最新モデルを中心に展示されているのでこちらのほうが結構楽しい。広大な1階のフロアーは乗用車の展示が中心で家族連れや若いカップルの中国人観光客がいっぱい。ガイドの女性も中国人がちゃんといて、あらためて中国パワーに圧倒される。
むしろ男の子心をくすぐるのは、やっぱりこちら。かっこいい。
ミュンヘンには、また来てみたい。そういう楽しい思い出を心のみやげに帰国の途に着きました。
長い間、おつきあいいただきありがとうございました。
(終わり)
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