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2017年01月02日18:50

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内部振動アーシング(ベルウッド・バージョン)

皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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アーシングメソッドへの再挑戦、新年早々さっそくやってみました。

hijiyan流内部振動アーシングを私流にアレンジしたものをCDPに適用したところ大成功。ところが、hijiyan流をそのままデッドコピーしたHDDプレーヤーのほうはあえなく失敗。その原因は、高さの調整ができず場当たり的な設計がうまくいかなかったからです。

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そこで「どうしたもんじゃろうかなぁ」と思案を重ね、頭の中でシュミレーションを繰り返すこと約3ヶ月。材料もそろったのがようやく年末のことでした。

hijiyan流アーシングメソッドとは?復習しておくと、

1.機器底部に鋼球を介してアルミ板基盤に振動を逃がす
2.アルミ板基盤はラック上に浮かして振動を遮断

というもので、アルミ基盤をいわば仮想アースとする「一点メカニカルアース」です。

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私が、CDPに応用したのは、FAPSの高張力鋼製フレームのラックにネジ止めした球形受け座をCDP底部に押し当てて直接フレームにアーシングするというものでした。FAPSの特殊なラックならではのシンプルなものでした。

HDDPでも、hijiyan流の鋼球にやはり球形受け座を使います。前回の反省もふまえて今回は倍の10mm厚のアルミ板を準備しました。このセンターにドリルで穴をあけ、タップでM8のネジ穴をたてます。ここに球形受け座をネジで立ててあります。

HDDPの脚部はすでにT-PROP(M6)に付け替えてあります。この脚底部に5mm厚のコルク円板を貼り、D-RENを敷いた御影石に設置します。D-RENは御影石の鳴きをとめるとともに高さを稼ぎます。これで球形受け座の全長34mmに対して底部とボードの間に35mmのクリアランスを確保しました。

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アルミ板には、エプトシーラーの代わりにαゲルの10mm厚の角形チップを四隅に貼り付けます。αゲルは、優れた緩衝性能をもち十分なたわみ量を確保していて、しかも圧縮永久歪みが小さいので、こういう使い方には最適です。これをボード上に置いてそれをまたぐようにHDDプレーヤーを置きます。アーシングメソッド・ベルウッドバージョンの完成です。

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一番、時間と手間がかかったのは球形受け座の高さ調整です。とはいえCDPでのノウハウがあったので最適値に調整するのにさほど日にちがかかったわけではありません。球形受け座の底部を押し上げる力が強すぎず、弱すぎずというところが最適です。

その効果は予想以上でした。大成功です。

音色はとてもソリッドになります。ハイレゾにありがちな輪郭線だけの薄さが払拭され、質量感のあるとても純度の高い音色です。ハイレゾというのは解像度のことばかり注目されがちですが、こうしてメカニカルアースがしっかりしてくるとむしろ音色の純度が高まってきて驚かされます。音量が大きく、音数の多いオーケストラものではそのことが如実に出てきます。


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前回、T-PROPによる一点メカニカルアースで大きく改善した「Der Symphonische Ring」。今回のアーシングメソッドではさらに大音量・大編成のなかの個々の楽器の音色がいっそう鮮やかに、しかも艶やかになりました。


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ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」。前回のメカニカルアースで目覚ましく音がほぐれてきましたが、今回はさらに木管楽器音色の色気と低域の質感が各段に増しました。


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同じくストラヴィンスキーの「火の鳥」。バッテリードライブのアンプでもまだまだ限界を感じさせないとうれしくなりました。これまで限界のようなものを感じたのは、やはり振動起因だったのです。不満と言えば小型スピーカーだけにグランカッサの強音がガツンと堅いことぐらい。金管群の強奏はどこまでも突き抜けるようでそのスケールが素晴らしい。


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一番驚いたのはチェンバロ。

これは、今回のアーシングメソッドによる進境が最も著しいものでした。これほどリアルでナチュラルなチェンバロ再生は、正直言って、今までどこでも聴いたことがありません。付帯音がすっかり取れてしまったのか、チェンバロ本来の筐体の共鳴音が美しく響き、しかもひとつひとつの音符が聴き取れて、弦を爪が引っ掻く質感も実にナチュラル。いままではパルシブな音の連続がどうしてもうるさく感じたのですが、まるで小さな響きの豊かなホールで間近に聴いているような存在感です。これはハイレゾならではのサウンドだと思いました。

再びCDPに追いつきました。いや、ハイレゾ音源が聴けるということではCDPを完全に凌駕しています。ハイレゾの優位性に改めて感銘を受けました。アナログ録音をDSDにマスタリングした音源も実に実に開放的に鳴ってくれます。マスタリング次第とはいえ、これもアナログ超えかもしれません。ハイレゾ音源を聴く楽しみと意欲が再び盛り上がってきました。

この方法は、通常のラックに設置するCDPなどの機器や、オーディオ専用のNAS、PCにもそのまま応用できると思います。安いコストで重装備のシャシー以上のパフォーマンスを達成できる方法だと自負しています。hijiyanさんの発想に感謝です。

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