高倉健さんにつづいて、また濃い口昭和の銀幕スター
菅原文太さんが亡くなった。
今朝の新聞では、文太さんを“アウトロー”と称していた。
健さんの映画が、義理と人情の任侠の世界なら、
文太さんのほうは、一般社会の規範からはずれた仁義なき世界だ。
戦後、奇跡の復興を遂げ高度経済成長期に入り、
安定した生活を手に入れた一方で、枠にはめられれた日常を
窮屈に感じ始めていた日本人にとって、長いものに巻かれることを嫌い
社会に背を向けるアウトローの存在が、格好のストレス解消となった。
菅原文太さんが演じたのは、まさにそのアウトローだった。
すかり成熟し、ますます安定志向が強まる現代社会では、
アウトローという言葉を耳にすることもなくなり、懐かしさを感じる。
昭和がまた遠くなったということか。
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