mixiユーザー(id:26897873)

日記一覧

作詞家・松本隆の詩について、その50年について語り尽くす。評伝というのではない。あくまでも作詞家・松本隆の作詞という業(なりわい)について、その時代と情景、そしてそこで呼吸してきた作詞家の生き様を掘り起こす。それは自然とその50年の音楽業界

続きを読む

「レインメーカー」とは、金を雨のように降らして訴訟で儲ける弁護士という意味。急患の幼児が診療の甲斐無く死亡した。仕事に追われ多忙だった両親は自責と悲嘆にくれるが政界の有力者である祖父が強引に訴訟手続きを進めてしまう。引き受けたのは医療訴訟で

続きを読む

王位継承をめぐっての古代史上最大の内乱。この乱は古代国家を完成に導いた画期的な事件と言われる。王位継承をめぐる争乱に終止符が打たれるのは持統朝まで持ち越されはするものの、天皇親政と律令国家が天武朝のもとに完成されていく。その大乱の経緯を時系

続きを読む

久しぶりにこのシリーズらしいフレッシュな感覚が戻ってきました。このリサイタルコンサートもやはり延期なった公演の振り替え。斎藤優貴さんも、すでに数々の国際コンクールで賞をとっていて世界的に注目されているギタリスト。ただしドイツ・ワイマール留学

続きを読む

中西進「天智伝」再読にあたって、副読本的に読んでみた。天智朝の時代の東アジアの国際情勢を平明に概説した教養書との期待だったのですが、内容は著しく偏った視点のもので驚いた。その主張は、すなわち、白村江の敗北以後の古代日本は、唐軍の進駐を受けて

続きを読む

まさに激動の時代に生き、その生涯は血なまぐさい陰謀と殺戮に彩られ、民衆の誹謗にさらされ続けた一方で、叡智英明の王ともたたえられる天智天皇。その人間像に迫る評伝。著されたのは今から50年前のこと。古代史には謎が多く、書紀の記述にも矛盾が多く、

続きを読む

浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサート。この日は、ソプラノの砂川涼子による歌曲リサイタル。前半には、ベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッティといったイタリア・オペラの作曲家のアリア、後半は日本の歌曲という構成。実は、この日、事情があってホール

続きを読む

この紀尾井ホール主催の「明日への扉」シリーズについては、公演の時点ではすでに新人ではなく大活躍で名の知れた若手になっていたということを何度も申し上げてきました。昨年、一昨年とコロナ禍のせいで、公演休止や延期が相次ぎましたが、この「明日への扉

続きを読む

清水和音の名曲ラウンジに、いま、大人気のカルテット・アマービレが登場。カルテット・アマービレは、2015年に桐朋学園大学在籍中に結成、2016年に難関の第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第3位に入賞、19年にはニューヨ

続きを読む

紀尾井ホール管弦楽団のこの日の定期は、もともとは首席指揮者ライナー・ホーネックの最終公演の予定でした。ソリストもロンドン交響楽団オーボエ首席のオリヴィエ・スタンキエーヴィチを予定していましたが、いずれも今の政府のいわゆる『水際対策』にために

続きを読む

先日の、東京デビューリサイタルにすっかり魅せられて、サントリーホールまで追っかけしました。そのグラズノフの協奏曲が素晴らしかった。そもそもこの曲は滅多に演奏されない。私もナマは初めて。いざ聴いてみると、オーケストラも充実した響きでいかにもグ

続きを読む

大塚直哉さんが、2018年以来続けているレクチャー・コンサート「オルガンとチェンバロで聴き比べるバッハの“平均律”」の最終回。第2巻から、最後の6曲をオルガンとチェンバロで聴き較べ、そこに秘められたバッハの思いについて語る。バッハの音楽をめ

続きを読む

富田心(Coco Tomita)さんは、生後6ヶ月で渡英し、4歳でヴァイオリンを始める。8歳の時にアンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクールで入賞したのを皮切りに数々のコンクールで優勝し、10歳で英才教育で有名なロンドンのユーディ・メニュー

続きを読む

三浦友理枝さんのピアノは、昨年12月に聴いたばかり。「東京六人組」のアンサンブルでしたが、今回は久々のソロ。三浦さんは、以前にもフィリアホールでラヴェルの全曲演奏に挑んでいます。あのラヴェルは、同じ頃に聴いた萩原麻未さんの小悪魔的な魅力とは

続きを読む

浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサート。この日は、鈴木優人さんと鶴田洋子さんご夫妻によるバロック音楽のひととき。最近は指揮者でも大活躍と多才ぶりを発揮する鈴木さんですが、この日はチェンバロ。鶴田さんは、バッハ・コレギウム・ジャパンにも参加

続きを読む

1939年、クリスマスを迎えようとする酷寒に凍てつくベルリンの闇を舞台にした、歴史サスペンスミステリ。作者は歴史小説家で、これはその初のミステリ小説なんだとか。ナチ党が権力を掌握し、病的なまでに疑心暗鬼を抱えた暗黒時代のドイツ。ポーランド侵

続きを読む

まず驚いたのは、この日の池袋・東京芸術劇場の大コンサートホールが満席だったこと。ホールに向かうあの長いエレベーターの人の列をみて、どこか異様な雰囲気を感じていたのですが、いつもは2階前方がやっとというのに3階まで人がいることに驚きました。こ

続きを読む

これは面白い。面白すぎる。現代政治史の泰斗と現代演奏史譚の語り部、ともに博覧強記の音楽評論家のふたりが、平成のクラシック音楽界を語り尽くす。もともとがCSデジタル音声放送の対談番組だから、聞き過ごせばそれでお終いの泡と消える放言ばかり。もちろ

続きを読む

映画「ノマドランド」が話題となり、コロナ感染拡大によってリモートワークが急速に普及し、「定住」「定職・出社」という既成概念が揺らいでいる。その《ノマド"nomad”》とは本来は「遊牧」あるいは「遊牧民」のこと。本書は、まさにその本来の「遊牧民」の

続きを読む

源平合戦ほど長く国民的に親しまれてきた歴史物語は他にないだろう。歴史観から果ては社会倫理や人生哲学に至るまで、日本人の心象、伝統文化、精神に与えてきた影響は計り知れない。内乱は源平の闘いという形をとりながら、そのじつ、体制の矛盾によって引き

続きを読む