無理が通れば道理が引っ込むとは、まさにこのことか
と思えるのが、トランプ大統領のベネズエラ攻撃だ。
3日に首都カラカスを爆撃し、
寝ていたマドゥロ大統領夫妻を拘束し
アメリカに連れ帰った。
国際社会は国際法に反すると一斉に批判し、
国連のグテーレス事務総長も、これを認めることは、
悪い前例となると、強く批判している。
5日になって、ルビオ国務長官が
「マドゥロ大統領は、米国への麻薬密輸に関与している
として米国で起訴された。国務省が司法省を支援して、
今回の攻撃に踏み切った」とベネズエラ攻撃の正当性を主張した。
トランプ大統領は、独裁者を許さないといっているが、
本人だって、十分な独裁者で「目くそ鼻くそを笑う」のたとえにピッタリだ。
さらに、ベネズエラの政治体制が変わるまで、この戦いを続けると
内政干渉を宣言している。
IPCCが犯罪者として指名手配しているロシアのプーチン大統領は
逮捕する気がないのに、ベネズエラのような小国だったら
こんな乱暴な侵略も辞さない、ドラえもんのジャイアンそのものではないか。
トランプ大統領は、中国による南米への進出に神経を尖らせており、
中でもベネズエラは石油利権もあり、親中派のマドゥロ大統領が
気に食わないことも今回の攻撃の背景にある。
アメリカ第一主義のトランプ大統領にとって、
中国の台頭は、何が何でも阻止したい、それが本音だ。
「世界の警察官」を自称してきた戦後のアメリカだが、
21世紀に入って、その威光も威厳も次第に地に堕ち始めた。
トランプ人気も米国内で低下しており
11月の中間選挙も危ないとされており、そんな焦りもあるのだろう。
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