今回の東証株価の大暴落は日銀の急激な利上げにあると、
日銀犯人説が指摘されていたが…。
アメリカの金利と4%も開きがあり、
安い円を借り入れてドルを買ってその利ざやを稼ぐ
円キャリーによって、ドル高円安が加速した。
確かに輸出関連企業の株価は円安で買いが入り上がるが、
一方でエネルギー自給率が13%以下、食料自給率が38%の
輸入大国日本にとって、円安による輸入品価格の上昇が、
国内物価を押し上げ、庶民生活を直撃している。
異常なほどの円安の原因は、アベノミクスの10年間にわたる
異次元の金融緩和にあることは、専門家も否定しない。
デフレ脱却を狙った2%の物価上昇が目的だったが、
達成できないまま、ただただ異次元の金融緩和を続けてきた。
こうした結果をうけ、
いつかは上げなければならないと模索していた金利を今回上げしたわけで、
それは遅すぎた、もっと早くから徐々にやっていればこんな混乱はなかっただろう。
日銀としては国債や株を大量に買い上げているので、
金利があがると国の借金が増えることになるし、株を売れば株価が下がる、
二進も三進も行かなくなって金利上げが遅れたわけだ。
わずかな金利上げが、株価暴落の犯人と指摘された日銀は、
アベノミクスの後遺症に、これから悩むことになるだろう。
それにしても、世界の経済はマネーゲームにばかり目がいき
物づくり、サービスなど実体経済は、影がすっかり薄れている。
実体経済から離れた、金儲けだけの金融経済が幅をきかせる歪んだ状態は、
機関投資家などによる大量の売り買いで、
市場はつねに乱高下を繰り返すことが避けられない。
だからNISAもそれに連れて乱高下するので、
投資初心者にとっては眠れない日々が、
これからも続くことになるだろう。
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