タレントのタモリがインタビューで、
来年はどんな年になりますか。と聞かれ、
「新しい戦前になるのではないか」と答えた。
戦前という言葉は、何を意味するのか。
私は直感的に受けとめたのが、
政治に翼賛化だった。
与党野党が一つになって、一直線に戦争へと突き進み、
日本国を未曾有の悲劇に巻き込んだ。
戦争反対を国賊と決め付け、
異論反論の少数意見を封殺する民主主義の崩壊。
それが戦前の実像だった。
私は昭和18年生まれだから、
戦前の実像は、書物でしか知らない。
だが、岸田首相の掲げる反撃能力、防衛費倍増
防衛整備品(武器)の輸出などへの野党・メディアの論調は
心配なほど鈍いように感じる。
8月になると、戦争は二度と起こし手はならないという
ムードは高まるが、政府の動きはムードに反している。
ロシアによるウクライナ侵攻で、
与野党の政治家のみならず、国民の戦争へのアレルギーが
弱くなりつつあるのではないかと感じるのは私だけではあるまい。
タモリのいうとおり「新しい戦前」を、
国民自身の手で呼び寄せているように思えて仕方ない。
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