山が国土の約7割を占めるといわれるわが国では、
耕して天に至る、棚田が多く残されている。
先人達がどうやって狭い土地で
米作りをしようかと苦心惨憺して開拓した歴史がそこにはある。
現代では、山を重機で切り崩し、
そこの盛り土をしながら宅地造成が
あたかも天に至るごとく都市部で広がっている。
熱海の伊豆山でおきた土砂災害は、
その都市計画の欠陥を露呈したものであった。
先人達が一段一段石垣を組み、
水はけを十分に考えながら積み上げてきた棚田は、
自然の摂理にかなっており、大雨にも耐える力を備えていた。
しかし、重機で急造した土地には、
自然への対応がじゅうぶんではないところが多い。
今回のまるで山津波のような土砂災害は、
自然を甘く見た、人災といえるのではないか
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