北朝鮮拉致被害者として運動の先頭に立ってきた
横田めぐみさんの父、滋さんが亡くなった。
1977年にめぐみさんが拉致されてから、
43年間、87歳の人生のほぼ半分を
めぐみさんを取りもどすために費やしてこられた。
親として生きていると信じることは当然であり、
それに半生を掛けてこられた滋さんの思いに、
日本国はまったく応えることがきなかった。
拉致問題解決に全力を挙げるとしてきた安倍首相は、
滋さんの逝去に「痛恨の極み」と発言した。
成し遂げられなかった、一歩も前に進めることができなかった、
それが「痛恨の極み」なのか、滋さんはそんな空疎な言葉で
送られたくなかったに違いない。
国民の命を守る使命をもつ首相は、
まず、心からの謝罪と共に、
その理由をきちんと説明する責任がある。
なぜ、できなかったのかその理由は、
拉致問題解決の先頭に立ってきた者にしか
説明できないはずだからだ。
なにも語らないということは、
責任をなにも果たしていないことと同じである。
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