売れ残った恵方巻は、焼却処分かブタの餌と化す。
その金額は16億円とも試算されている。
販売側は、売り切れを避けたいがために、
余分につくることになる。
生ものだから、バレンタインチョコのように
残ったからといって後で安売りすることもできない。
食べ物を粗末にしたら、
バチがあたると教え込まれた私のような世代にとって、
この残飯の山をみせられると切ない。
中味のマグロもカニもタマゴもキュウリもかんぴょうも、
すべて、自然の恵みであり、命あるものだ。
もったいないという気持がみじんも感じられず、
ただただ、東北東にむかって黙って丸ごと食べるという
飽食の果てに生まれたこの珍事を、どう受け止めればいいのか。
これで縁起物だというのだが、
神様の怒りを買わないか、そっち方が心配だ。
恵方巻ならぬ阿呆巻となったこの悪しき行事。
そろそろ、手じまいにしてもいいのではないか。
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