終戦後間もない、昭和24年〜28年、私がまだ小学生の頃。
国産車もない時代、都内にでかけると銀座や日本橋辺りでは
フォードやクライスラー、シボレー、プリマス、
そして時々キャデラックなど、平屋1軒ほどあるのではないか
と思えるほどの大型のアメ車が重々しいエンジン音を立てて走っていた。
いわゆるフルサイズカーで、乗っている進駐軍の米兵もみな大きかった。
こんなでっかいクルマをつくる国の大きな兵士と、
日本は戦争していたのかと、つくづく思ったものだ。
あれから、70年近く経ち、日本からフォード社が完全撤退すると発表された。
日本市場での不振が続き、採算が取れなくなったというのが理由だ。
環境技術だけでなく、コンパクトカーばやりの昨今、
アメ車は、やはり見た目がごつく、日本人には向いていない。
撤退によって、日本人従業員は全員解雇される。
そして、アジア戦略の見直しに対して、中国が触手を伸ばしているらしい。
だが、中国で、はたしてアメ車が定着するかは疑問だ。
世界の警察として、また自動車王国として君臨してきたアメリカも
時の流れには、逆らえないと言うことか。
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