私が子どもの頃(かれかこれ60年昔)は、
碍子でできたヒューズボックスのなかに、
合金製の電力ヒューズが入っていて、
ちょっとの過電流ですぐ溶けてしまうので、
そのたびに碍子のふたを外して、
自分でつけ替えなければならなかった。
いきなり停電になると、今は“あっ!ブレーカーが落ちた”というが、
昔は“あっ!ヒューズが切れた”といったものだ。
電気の回路遮断器=サーキットブレーカーが、
株など金融先物取引市場で、一定以上の変動が起きると
取り引きを遮断する制度名として、使われていたとは知らなかった。
このところ上海市場では、サーキットブレーカーが頻繁に作動して、
そのたびに世界の株価が乱高下している。
電気なら、分電盤のスイッチを上げればすぐに回復するけれど、
株価のほうは、他市場への影響が大きくそんなに単純ではない。
中国経済は不安定感、不透明感が深まっており、
現在の上海株式市場の激しい変動では、「ブレーカーが落ちた」というよりは
「ヒューズが切れた」、というほうがふさわしいかもしれない。
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