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2025年08月20日08:43

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歴史に学ぶ。

ロシアとウクライナの紛争解決に
もっとも熱心だったトランプ大統領だが、
ロシアが占拠した国土の割譲を和平の条件にしたようだ。

これをゼレンスキー大統領が受け入れる?ような発言をしており、
2週間以内に、ウクライナ、ロシアの首脳が会談すると
トランプ大統領が発言した。

これに、和平を歓迎しながら警戒感を強めているのが、EUだ。

その理由は、87年前の1938年、
当時のドイツがチェコスロバキアの要衝で
ドイツ系住民が多く住むスデーテン地方を
自国に帰属させることを要求した。

これを受けて、同年に英、仏、伊、独の四カ国が
ミュンヘンで会議を開き、これを承認する“宥和策”を決定した。

“宥和策”をとった背景には、
当時、欧州がソ連共産党の脅威にさらされており、
ドイツが強い反共政策をとっていたことがあったとされている。

だが、その後、ドイツはチェコスロバキアに全面侵略し、
そこから悪夢の第二次世界大戦へと拡大することになり、
いまでもミュンヘン会議で決定した宥和策は、
欧州全体のトラウマとなっている。

プーチン大統領は、ウクライナを兄弟国家と決めつけ、
ロシア領に接する地域の新ロシア住民がウクライナのナチグループに
迫害されているという理由で、侵攻したのが今回の紛争の始まりだ。

EU諸国が神経を尖らせているのは、この紛争の構造が
ドイツをロシアに置き換えると87年前に酷似している点だ。

和平が成立すれば、同じような手法でロシアが旧ソ連時代の国々に
手を伸ばすことにお墨付きを与えるのではないか、
その疑念が拭えない。

よもやそんなことは起こらないと言い切れるか?
ロシアを旧ソ連時代に戻すことが、プーチンの野望であることを考えれば、
歴史が繰り返される可能は決して低くない。

主役であるプーチン大統領は、
国際法を無視しウクライナに侵攻し、国際刑事裁判所から
戦争犯罪容疑で逮捕状が出されている犯罪者である。

絶対に世界大戦には拡大しないと、誰が断言できるだろうか。

プーチンが自己修正メカニズムが働きにくい独裁者であるかぎり、
暴走を止めることが難しいのは、歴史が物語っている。

同じ過ちを繰り返さないために、
歴史を学ぶことが、いまほど重要な時はない。
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