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2024年07月02日09:36

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権力者の恣意的判断

安倍内閣時代に起きた、
ある検察官の定年延長問題について、
その経緯を公開するように求めた裁判で
大阪地裁による画期的な判決が下された。

国家公務員の定年延長規定が、
検察官に適用されないという解釈は、
1981年から維持されてきた。

当時の安倍政権は。この法解釈を変えて東京高検の黒川検事長の
定年を延長することを決定した。

なんのために延長したのか?という疑念がずっと
くすぶり続けてきたのが、当時。森加計問題、桜の会などの疑惑を巡り、
安倍政権は、追いつめられていたことがこの背景にあるとされてきた。

つまり、この人事は首相の疑惑を隠すために、
恣意的に行ったのではないかといわれてきた。

しんぶん赤原情報を受けて裏金問題を取り上げた
神戸学院大学の上脇教授が、司法の独立をおかすとして、
人事規定変更の経緯を示す文書の公開を求めて訴えを起こしたわけだ。

国は恣意的なものではないと文書の公開を拒否していたが、
今回の判決で国の言い分は退けられたことになる。

高裁、最高裁とまだ裁判は続くが、
地裁の判決の重みを上級審ががどう判断するかは不明だ。

また、文書の公開が命じられたとしても、
例によって黒塗りになることは予測がつき、
権力による司法への干渉が完全に解明されることは
残念ながらは考えにくい。

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