4日に行われたマイナ保険証についての
岸田首相の記者会見。
ひと言でいうなら説得力ゼロ。
「わが国がデジタル後進国だったことにがくぜんとした」
と言う発言からして、その認識の甘さにがくぜんとした。
そして総点検をして問題を洗い直して、
現行の健康保険証の来秋廃止は変更しないとした。
つい数日前には、与党内の意見に「聞く力」で、
廃止延期に傾いていたが閣内からの反発でころりと変わった。
それより何より、今頃総点検というもの
まったく腑に落ちない。
そもそもしっかりとした設計図もつくらず、
基礎工事もきちんとしないまま、
マイナカードというデジタル高層ビルをつくろうとしたことが
間違っていたことに岸田首相はまったく気づいていない。
それだけに留まらず、
後から後からあれこれと設計変更したので、
大混乱を起こしてしまった責任は首相自身にある。
混乱の最大の原因は、
マイカードと健康保険を紐付けしようとしたことだ。
この上、運転免許証などもどんどん紐付けするというのだから
先行きの不安は大きくなるばかりだろう。
古い旅館を建て増し建て増ししてきた結果、
廊下が迷路になってしまった状態と同じで、
このまま進めれば、政府も国民もますます迷ってしまうだろう。
万が一事故でも起きたら、
それこそ大パニックに陥ることは必至だ。
なかでももっとも説得力がゼロだったのが、
マイナカードをもたない人に配る「資格確認書」だ。
首相は、現行の保険証と同じ機能だから安心だと胸をはったが、
それならなぜ今のままではいけないのか、
説明はゼロだった。
今回の記者会見で、支持率は限りなく降下するだろう。
口先だけのリーダーをトップに据えたことで
不安さらに募ったのは、国民である。
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